いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリ オーダー会

2010-10-17 04:32:31 | スーツ
3連休 ど真ん中の10日
既に定例行事となっている
フランコプリンツィバリのオーダー会が
新宿伊勢丹バンケットルームであり
参加してきました。


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最近では敬愛する親戚のおじさんが
イタリアからやってくるので
会いにいくような感覚になっています(笑

テーラーってやはり
ある意味、お医者様にかかるように
裸の付き合いになるので
回を重ねる程、通常の商売とは違う
親しい付き合いになっていきますね~。

さて、通訳もいつものクララさんなので
安心です。

今回はスーツではなく
ジャケットをオーダーしました。

まずは再び体型のチェックから入ります。
ここがフランコさん、手を抜かないところですね。
毎回厳しくチェックしてくれます。

今回着用していったのは前回のオーダーで作ったスーツ。
所謂レジュリッシモというアンコンに近い仕様で
作られています。
今回のジャケットは所謂遊び着ですので
とても柔らかく軽く出来上がるこの仕様で
作ろうと決めていました。

やはり肩の辺りが気になるようです。


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現在、私のパターンは専用パターンになっているので
それをベースに日本側フィッターでもある
いつもの三陽商会K藤氏に指示を出しています。


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そして最後は私の前回のスーツの仕上がりを入念にチェック。
毎回仕上がりが気になるようで
必ずチェックされていますね~。


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フランコさんは今回も忙しい日程の中
直接工場に出向き指導を行っていますが
ファクトリーのレベルはとても高いと評価していました。

さて、生地は選びはいつもの様に迷走。
当初はブラックウォッチにしようと思ったのですが
「イギリスを代表する生地は
やはりブリティッシュサビルロー的な
シェイプドルックの方がいいですね。」
とnori_g日記のnoriさんのアドバイス。

では、ややミーハーかもしれませんが
今年はキャメルで行こうと
当日巻物で置いてある生地や
バンチブックを見ましたが
何と気に入るキャメルの生地がありません。

キャメルは今年はややブームのはずなのですが、、、

ここが生地のストックが沢山ある
パーソナルテーラーと違い
仕入れ先などがある程度決まってしまっている
メーカーの難しいところですね。

ということで悩んだ挙げ句
オーソドックスなハウンドトゥースの生地を選択。
実はハウンドトゥースのジャケット
今は手持ちにないので
1着持っておくもの良いかと。

今回はイタリアの生地ではなく
御幸の生地です。


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この生地、実はちょっと変わっています。
所謂ダブルフェースになっているんですね~。
片側がハウンドトゥースそして裏がグレーの物とネイビーの物が
あります。

もちろん表地をハウンドトゥースにして
裏がグレーになる物を選びました。


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ダブルフェースですので生地を張り合わせている関係で
何と目付が545g/mもあります。
これは面白い物が出来上がりそうです。

レジュリッシモ仕様ですので
裏地がほとんどないので
ダブルフェースが生きると思います。

採寸が終わった後は一緒にテーブルにつき
しばし歓談。これがいつも愉しいですね~。

そしていつものように記念撮影。


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次回からは年2回ではなく秋冬だけになるようです。
来年の秋までお別れですね~(涙

さて、出来上がりは約90日後位だと思います。
レジュリッシモでダブルフェース。
出来上がりましたら
又、ご報告したいと思います。


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