なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

嬉しいけれど、悲しい

2011-05-24 06:16:34 | Weblog
 土曜日の事です。
 『チョウゲンポウが撮れたらいいな』と出掛けた海岸で、大きなレンズをつけたカメラと三脚を担いだ同好のオジサンに会いました。
  「景色」や「花」など何を中心にしているかで”部族”が違いますが、レンズの大きさからして先ずは「鳥族」でしょう、、、その中でも高倍率のレンズを必要とする「猛禽族」かも。
 何やら海の方に向かってカメラを構えたり双眼鏡で海面を探している様子。
 「おはようございます。何かいるのですか?」と訊くと「ミズナギドリが沖の方に居るのだけれど、風が強いし波があるので、黒い鳥は撮りにくいですよ」と言う返事。
 確かに黒い鳥はアニメのヒーロー・ヒロインのように目に光を入れて撮るのは難しい。
 しかも、相当距離があるらしいし、よほど長いレンズでなければ無理でしょうネ。
  しかし、それよりなにより私はミズナギドリと言う鳥を知らないので、仮に沖の波間に浮いて見え隠れしていても何と言う鳥なのか判別出来ないでしょう。
 かろうじてそういう名前の鳥がいる事を知っている程度の知識ですから・・・。

 そういう事で、そこをスルーしてチョウゲンポウの巣の近くに直行しましたが、実はチョウゲンポウだって、知っていると言う程は知らない。 
 鷹の仲間、ハヤブサみたいな感じと言う事は知っている程度。
 しかも、この辺りに巣をかけていると言う話を聞きかじってやって来た、、、まあミーハー見たいなものです。
 見ず知らずでも、親切な先輩は有り難いもので、チョウゲンポウの写真は(それなりに)撮ることが出来ました。
 マア、証拠写真見たいなものですが「確かにチョウゲンポウ」という、、、
 
 通りがかった大先生のSさんから「ミズナギドリが撮れるよ」「興味があったらついて来て」「滅多に撮れない鳥だよ」と言う事で現場の海岸に急行。
 石の護岸から数メートルの所に浮いている2羽のミズナギドリを撮ることが出来ました。
  但し常に沖の方を向いている、、、それには訳がありました。

 ミズナギドリは普段は大洋の方を群れで飛んでいる、旅鳥だとか。
  それが天候の影響か東京湾の方に迷い込んで来ている。
 群れから離れ、餌も取れずに相当空腹で弱っている状態なので、波に負けずに沖の方を向いている姿勢を保つのがやっとという状態なんだそうです。
  そのまま食べ物を取れないのだから、、、。
 元々が外洋を飛んでいる鳥なので、この辺りを元気よく飛ぶミズナギドリを撮ることは難しいだろうし、こういう風に撮れるミズナギドリは悲しい運命、、、少し複雑。
 

最新の画像もっと見る