落語の寄席のお遊びでお客さんからお題を三つ貰って、その場で小話を作って話すと言うのがありますが、マアそんな感じでお話しします。
一つは「トラッドジャパン」、、、NHKで放送する内容を本にしたもので、8月号のテーマは「お盆」「妖怪」などの五つ。
たまたま日曜日は朝からの雨だったので、たまには女房殿の買い物の運転手となりまして、11時に近所の大型スーパーの本屋さんの前で待ち合わせ。(女房殿は店内のフィットネスクラブですから元気印ですナ・・・)
私少し早めに着いたのでトラッドジャパンを買ってベンチで・・・最近目が悪くなったせいか活字がオックウですし横文字混じりの本など遠ざかっていましたから、面白いのとボケ防止には丁度良いですネ。
二つ目はアオバズク、、、この日の午後には雨の心配が無くなったのでアオバズクが子育てしている公園へ行きました。
昨年は約ひと月遅れでの子育てだったので8月末まで遊ばせて貰いましたが、今年は噂ではホボ例年通りらしい。
この間の日曜日に行った時は一羽の雛が目だけ少し見えた程度、、、あれから1週間ですから外を覗くようになっているのを期待。
三つ目は妖怪と関連があるような無いような、、、子供の頃から大きな兄弟従兄弟からからかい半分に幽霊話を聞かされたものです。
私、兄弟の中で一番年下だったので私を怖がらせるのが面白かったのでしょう。
さて、幽霊ですが出てくるのには手順があるらしく、落語などでも「ヒュー」という笛の音とか「ドロドロ」という太鼓の音が鳴ってから幽霊の登場となるらしい。
つまり、いきなり顔の前に立っていると言う登場はしない事になっている。
さて本題に入ります。
日曜日昼食を済ませてから自転車で30分かかって神社の公園へ、、、ついて見ると顔見知りのK君夫妻が居るではありませんか。
彼の話では「今朝一羽出たら、続けて2羽出ました」・・・つまり巣穴には3羽居たのが1羽すから出たら残りの兄弟たちも釣られて出てしまったと言う事です。
アオバズクの場合一度巣穴から出たらもう戻りませんから、ここからはここの木の枝の中で暮らし力がついたら南の国に旅立つ。
いずれにせよい例年なら巣穴から体半分見せたり、立ち上がってみたり、あるいは兄弟と並んでその外を見たりするのが、途中の手順をすっ飛ばしていきなり巣立ってしまった。
私が行った時にはもうこんな感じ。
出たばかりなのにやや木の高いところに3羽並んでいる。この近くに母さんアオバズクも居ます。
考えてみるこの方が良かったのかも、、、つまり今年のアオバズクハ父さんが死んでしまったので所謂母子家庭ですから、子供たちには早く巣立つ方が母親の負担は少ないかも。それと依然としてカラスの脅威は有るので皆近くに集まっているのかも。
今年の子供たちより去年の子供たちの方が少し器量が良かった?かナ。
これが去年の3兄弟。
ヌイグルミみたいな。
これは今年の子供たち、、、マアあと10日くらい経つと去年の子供たちと同じになるかも。
三題話に戻って、、、何の前触れも無くいきなり全部の子供たちが巣立ってしまった。
去年は巣穴の入口に足をかけて、いかにも巣立つ構えを見せながら後ろに跳んで、、、なかなか出なかったのに。