近代陶磁器にみる東と西
泉屋博古館 分館(東京)
2006年4月1日から5月21日
住友家のコレクションを展示する泉屋博古館は初めての訪問。モダンな建物です。
板谷波山 「葆光彩磁珍果文花瓶」(重文)が出品されているので訪問。「近代陶芸名品展」の図録によると大正6年題57回日本美術協会展に出展して一等賞金牌を受賞。住友家により1800円の破格の値段で購入。桃、枇杷、葡萄、双鳳文などが描かれている。
今年新指定の重要文化財「彩磁禽果文花瓶」(1926)(新潟・敦井コレクション)も先般見ましたが、こちらの「葆光彩磁珍果文花瓶」がやはり貫禄です。
板谷波山 「彩磁更紗花鳥文花瓶」(1919)も葆光彩ではないのですが、濁った色合いが不思議な貫禄です。
このほかに宮川香山、三代清風与平、清水六兵衛の作品が多数出品されていた。はじめて知る工芸家ばかり。
宮川香山は明治の初めに横浜で開窯。暁雲釉龍画図花瓶、藤花絵菊花形共蓋壺、青花紅彩桃樹文双耳花瓶、など色合いの綺麗な花瓶などから、依仁清意色絵金彩孔雀、さらに祥瑞を模した作品まで幅広い作品が展示されていた。
三代清風与平、清水六兵衛は京焼き。
三代清風与平:錦彩磁牡丹之画壺、青磁爪に虫彫花瓶などが展示されていた。
清水六兵衛:色絵鴛鴦置物、依仁清意作鳳凰茶碗など。京焼らしい作品。
板谷波山(茨城県下館の出身)、宮川香山が東。三代清風与平、清水六兵衛が西。ということになります。
泉屋博古館 分館(東京)
2006年4月1日から5月21日
住友家のコレクションを展示する泉屋博古館は初めての訪問。モダンな建物です。
板谷波山 「葆光彩磁珍果文花瓶」(重文)が出品されているので訪問。「近代陶芸名品展」の図録によると大正6年題57回日本美術協会展に出展して一等賞金牌を受賞。住友家により1800円の破格の値段で購入。桃、枇杷、葡萄、双鳳文などが描かれている。
今年新指定の重要文化財「彩磁禽果文花瓶」(1926)(新潟・敦井コレクション)も先般見ましたが、こちらの「葆光彩磁珍果文花瓶」がやはり貫禄です。
板谷波山 「彩磁更紗花鳥文花瓶」(1919)も葆光彩ではないのですが、濁った色合いが不思議な貫禄です。
このほかに宮川香山、三代清風与平、清水六兵衛の作品が多数出品されていた。はじめて知る工芸家ばかり。
宮川香山は明治の初めに横浜で開窯。暁雲釉龍画図花瓶、藤花絵菊花形共蓋壺、青花紅彩桃樹文双耳花瓶、など色合いの綺麗な花瓶などから、依仁清意色絵金彩孔雀、さらに祥瑞を模した作品まで幅広い作品が展示されていた。
三代清風与平、清水六兵衛は京焼き。
三代清風与平:錦彩磁牡丹之画壺、青磁爪に虫彫花瓶などが展示されていた。
清水六兵衛:色絵鴛鴦置物、依仁清意作鳳凰茶碗など。京焼らしい作品。
板谷波山(茨城県下館の出身)、宮川香山が東。三代清風与平、清水六兵衛が西。ということになります。