徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

フリック・コレクションの広間(その2)

2005-10-09 | 美術
フリック・コレクションの広間(その2)(ベリーニとティツィアーノ)

(その1)はこちら。

フリック・コレクション The Flick Collection の広間Living Roomのエル・グレコとハンス・ホルスバインの向かいには、ヴェネツィア派のイタリア・ルネサンスの巨匠の作品3点が展示されている。

中央にはジョヴァンニ・ベリーニGiovanni Bellini(1430頃-1516)の《砂漠の聖フランチェスコ》St. Francis in the Desert, c.1480,Tempera and oil on poplar panel (cradled)。図録曰く、フリック・コレクションの所有する最も貴重な作品であり、アメリカが所有するイタリア・ルネサンスの最高傑作。1224年にアッシジの聖フランチェスコがヴェルナ山で瞑想中に経験した奇蹟に基づいている。ジョヴァンニ・ベリーニは、イタリア・ルネサンスの画家の中では、ヴェネツィア滞在中の北方の画家からいち早く油彩画法を学んで取り入れた画家として名高い。*1  また、深い精神性の芸術家で、風景を人物像の構図の中に自然にとりいれる技法を身につけていた最初のルネサンス画家の一人。*2  本作品も油彩の魅力と彼の構図の魅力を発揮した作品。月桂樹の葉や枝など細部に至るまで事細かに表現されている。聖フランチェスコがまるでオペラでも謳うかような構図も、現実に立ち向かうかのようで勇気を与えてくれる。彼の作品は、イタリア国外で展示されている数はあまり多くないようだ。(Olga's Gallery)

その両脇にティツィアーノ・ベチェリオTitian (Tiziano Vecellio) (1477/1490-1576) 《赤い帽子の男の肖像》Portrait of a Man in a Red Cap, c.1516、《ピエトロ・アレティーノ》Pietro Aretino, probably between 1548 and 1551。ティツィアーノは、1520s-1540sは肖像画を多く描いたが、この広間では彼の青年期の作品と壮年期の作品を対比して飾っている。若々しい赤い帽子の男と文学界の重鎮のアレティーノ。特にアレティーノのサテンの生地の光りかたに目がゆく。フィレンツェのPalazzo Pittiにも同じく《ピエトロ・アレティーノ》, (1545)の肖像画がある。

ティツィアーノの初期の肖像画の1点が《ある男の肖像》Portrait of a Man.c.1512. Oil on canvas. The National Gallery, London。この作品はヴェネツィアの肖像画の最初の1点のひとつで、ロレンツォ・ロットからティントレットとヴェネローゼに至る発展を示すことになる肖像画派の始まりを画するもの。こうした作例から、リューベンスやヴァン・ダイクは17世紀の壮大なバロックの肖像画の型を発展させ、その様式を北ヨーロッパから英国に波及させた。*3  その意味では、この肖像画の多いフリック・コレクションの広間に1対のティツィアーノが選ばれているのも当然か。この《ある男の肖像》は、その袖に見られる色彩の扱いの巧みで、ヴェネツィアのラグーンの色の色調を見出すと、キュレータのレッツは評している。*3

ティツィアーノの肖像画で有名な作品は、たとえばFrancesco Maria della Rovere, Duke of Urbinoc.1536-1538. Oil on canvas. Galleria degli Uffizi, Florence。また《自画像》Self-Portrait. c.1550-1562. Oil on canvas. Staatliche Museen zu Berlin, Gemaldegalerie, Berlin, は、ヴァザーリが1566年にティツィアーノの家を訪れたときに見たものと同一視されるもの。

ティツィアーノは、ジョヴァンニ・ベリーニのもとで修行時代をすごし、何年かはジョルジョーネの助手を勤めていた。二人が亡き後、人気を博した画家。ヴェネツィア共和国の政府や名士だけでなく、エステ家、ゴンザーガ家、皇帝カール5世、その息子のフェリペ2世、法王パウロ3世などから引き立てられたという。

最初期の作品
 - Gypsy Madonna. c.1512. Oil on wood. Kunsthistorisches Museum, Vienna, Austria
初期のヴェネツィア共和国の作品
 - 《聖母被昇天》Assumption of the Virgin (Assunta). 1516-1518. Oil on wood. サンタ・マリア・デ・グロリオーザ・フラーリ教会Santa Maria Gloriosa dei Frarの主祭壇画, Venice *3に詳しい解説。
エステ家the Duke of Ferrara Alfonso d'Este のための作品
 - Bacchus and Ariadne. 1520-1522. Oil on canvas. The National Gallery, London, UK
ゴンザーガ家Federico II Gonzaga, Duke of Mantuaのための作品
 - Madonna and Child with St. Catherine and a Rabbit.1530. Oil on canvas. The Louvre
皇帝カール5世Charles Vのための作品
 -Portrait of Emperor Charles V Seated. 1548. Oil on canvas. Alte Pinakothek, Munich 痛風に悩む年老いた支配者を描く
また、女性像やヌードを多く描いている、
 -Venus of Urbino. 1538. Oil on canvas. Galleria degli Uffizi, Florence
 -VanityCa. 1515, Alte Pinakothek, Munich (残念ながら覚えていない)
 -Salome. c.1515. Oil on canvas. Galleria Doria Pamphilj, Rome
 -Venus and Adonis. 1553-1554. Oil on canvas. Museo del Prado, Madrid
 -Pardo Venus (Jupiter and Antiope). 1535-1540, reworked c.1560. Oil on canvas. The Louvre, Paris
法王パウロ3世the Pope Paul III from the Farnese familyのための作品
 -Pope Paul III and His Grandsons Ottavio and Cardinal Alessandro Farnese. 1545-1546. Oil on canvas. Museo Nazionale di Capodimonte, Naples
1550年以降色彩を追求するようになるが、そのなかでもフェリペ2世ためにかいた作品
 -《夕刻の風景の中の聖母子》Madonna and Child in an Evening Landscape. 1562-1565. Oil on canvas. Alte Pinakothek, Munich (残念ながら覚えていない)
 -Diana and Callisto. 1556-1559. Oil on canvas. National Gallery of Scotland (on loan from the Duke of Sutherland), Edinburgh
後期の著名な作品として
 -Allegory of Time Governed by Prudence. c.1565. Oil on canvas. The National Gallery, London
 -Portrait of Jacopo de Strada. 1567-1568. Oil on canvas. Kunsthistorisches Museum, Vienna 図録の筆頭(覚えていない)
 -Shepherd and Nymph. c.1570. Oil on canvas. Kunsthistorisches Museum, Vienna, Austria
 - 《荊冠のキリスト》Christ Crowned with Thorns, 1570, Alte Pinakothek, Munich 図録曰くアルテピナコテークのもっとも忘れがたい傑作(残念ながら覚えていない)
 -Religion Succored by Spain. 1572-1575. Oil on canvas. Museo del Prado, Madrid 
遺作は、ヴェネツィアのアカデミア美術館Gallerie dell Accademiaに展示されているPieta, 1576。かすかな記憶はあるのだが、もう一度きちんと見ないと。

メトロポリタン美術館The METでは、Venus and the Lute Player, ca. 1565-70 (165.1 x 209.6 cm)などが展示されていたはず。(これも残念ながら覚えていない)。

9月25日のフリック・コレクション訪問、6月9日のウィーンの美術史美術館訪問と9月9日のアルテピナコテーク訪問から

*1 カラー版 西洋美術史 高階 秀爾編
*2 ミシュラン・グリーンガイドMichelin the Green Guide イタリア
*3 ケンブリッジ 西洋美術の流れ3 ルネサンスの美術 ローザ・マリア・レッツ著 岩波書店, 1989


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    フリック・コレクションの広間(その1)

    2005-10-05 | 美術
    フリック・コレクションの広間(その1)(エル・グレコとハンス・ホルスバイン)

    今回フリック・コレクション。また次回は別の部屋の別の作品に感動するとおもうが、ブーシェの部屋、フラゴナールの部屋に並んで感動したのは、広間(リビングホール)Living Hall。その荘厳な部屋は、建築家トーマス・ヘイスティングスとインテリア・デザイナーのチャールズ・アロムの最高傑作のひとつに数えられるという。天井のデザイン、部屋の壁材、家具や暖炉、シャンデリア、絨毯はいうまでもない。

    まず、入って目に入るのは、暖炉上のエル・グレコEl Grecoの作品《聖ヒエロニムス》St. Jerome(1590-1600頃)。聖書をラテン語に翻訳した人物。やせこけた顔と白いあごひげ。そして暖炉をはさんで、対称にハンス・ホルスバイン(子)Hans Holbein the Younger(1497/98-1543)の肖像画が飾られている。*1 ユートピアの著者である《トーマス・モア》Sir Thomas More(1527)とイングランドにおける宗教改革の旗頭の《トーマス・クロムウェル》Thomas Cromwell(1532-3頃)。ヘンリー8世に仕えていて国王を英国国教会の首長とする首長令を拒んで首をはねられた《トーマス・モア》と首長令を支持した《トーマス・クロムウェル》を《聖ヒエロニムス》をはさんで対峙させるという緊張の走る部屋です。1517年のルターの宗教改革のためドイツでは宗教画家の仕事がなくなるという状況の中で、ハンス・ホルスバイン(子)は肖像画に主力を注ぎ、英国のヘンリー8世に仕えるようになる。彼がこの部屋のもう一人の登場人物でしょうか。宗教に関する歴史を振り返って、フリック氏は生きていたのでしょうか?

    メトロポリタン美術館The METにもハンス・ホルスバイン(子)の肖像画の傑作《Portrait of a member of the Wedigh Family, probably Hermann Wedigh 》が展示されていた。ケルンのWedigh家の紋章。彼は、Hermann Wedigh IIIとしばしば称せられ、商人でロンドンのハンザ同盟貿易会社のメンバーだったと説明がある。ハンス・ホルスバイン(子)は、ドイツ人というよりは、米国人にとっては、あこがれの本国である英国絵画の巨匠なのでしょう。

    どのハンス・ホルスバイン(子)の作品も堂々たる人物表現、豪華な衣装の再現がすばらしいです。

    アルテ・ピナコテークには、ハンス・ホルスバイン(子)の作品は、たぶん展示されていないのでは。その代わりドイツで生まれ、バーゼルで死去したハンス・ホルスバイン(父)Hans Holbein d. Ä. (1465 - 1524)の宗教絵画《St. Sebastian Altar; Central panel: Martyrdom of St. Sebastian 》(1516)が展示されています。ちょうどルターの宗教改革のはじまる前年の作品です。

    *1 つまらない話ですが、左右対称に額を飾るというのは、インテリアの基本のようです。某家具店の人に家具を説明していただきながら教えていただきました。そんなことをいっても、気に入った絵でもポスターでも、2枚対にして飾るのは並大抵のことではないのですが。


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    フラ・フィリップ・リッポ @ The Frick Collection など

    2005-10-04 | 美術
    フラ・フィリップ・リッポ @ The Frick Collection など

    フラ・フィリップ・リッポFra Filippo Lippi(1406頃-69)は、1430年以降には、フィレンツェの教会やメディチ家、そしてフィレンツェ、パドバ、プラート、スポレートの有力者からフレスコ画や祈祷用板絵を依頼されたとカタログにある。そのうちの、プラートでの作品がプラート美術の至宝展で来日しているのだろう。

    さて、フリック・コレクションThe Frick Collectionには、フラ・フィリップ・リッポの《受胎告知》(1440頃)(テンペラ、2枚の板の小品(63.8cm x50,5cm))があった。初期の小品だけに、簡素な背景で清楚に表現されているが、マリアの顔の表情は女性らしいやさしさ。マリア、天使に影が表現されていて、立体的な表現になっている。

    アルテ・ピナコテークの《受胎告知》(1450年、Suore Murate修道院, Florenceから購入した作品)(図版)は、修道院での作品ということもあるのか、落ち着いた清楚な印象を受けつつも、40才半ばの円熟期の作品らしく、遠近法を用い、かなり装飾的だったのを思い出す。(そのときのBLOG)

    プラート美術の至宝展でポスターにもなっているフィリップ・リッポとフラ・ディマンテによる《聖ユリアヌスをともなう受胎告知》15世紀、76.5×46.0cm。小品ですが、遠近法の特徴や、マリアへの金の線は、アルテ・ピナコテークの《受胎告知》と同じようです。

    S. Lorenzo, Florenceの《受胎告知》(c.1442)にはまだマリアへの金の線は見られないようだが、それ以降はあるということか?

    プラート美術の至宝展には、もう1点来日。フィリッポ・リッピ及びフラ・ディアマンテ 《身につけた聖帯を使徒トマスに授ける聖母》1456-66年頃、テンペラ・板、200.0×207.0cm。早く鑑賞したい。

    「フラ・フィリッポ・リッピは、1452-65年に、プラート(サント・ステファノ)大聖堂主要礼拝堂に《聖ステファノデン》《洗礼者ヨハネ伝》の壁画を制作した」とのことですから、それは、晩年の作品。ぜひ現地で見てみたいもの。プラートには、サロメのダンスもあるようだ。The Feast of Herod: Salome's Dance. c.1460-1464. Fresco. Cappella Maggiore, Duomo, Prato

    The METにはMadonna and Child Enthroned with Two Angels(ca.1440)が展示されていたはずですが、見過ごしてしまった。また米国には、ワシントンのナショナルギャラリーの数点フラ・フィリップ・リッポはあるようだ。

    もちろん、フィレンツェを訪問したいが、ベルリンの The Adoration, with the Infant Baptist and St. Bernard. c.1459. Tempera on panel. Gemaldegalerie, Berlin, Germanyは傑作とのこと。


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    ヤン・ファン・アイク @ フリック・コレクション

    2005-10-03 | 美術
    北方ルネッサンス初期のフランドル絵画の巨匠ヤン・ファン・アイクJan Van Eyckの《聖母子、聖人と寄進者》Virgin and Child, with Saints and Donor(ca.1441-43)(画像 画像をさらにクリックすると拡大)がフリック・コレクション The Frick Collectionにある。正確には、ヤン・ファン・アイクが描き始め、工房の弟子たちが彼の死後完成させたと推定されている絵だ。はじめて、まじまじとヤン・ファン・アイクの絵画を鑑賞した。

    15世紀のブリュゴーニュ公フィリップPhilip the Good of Burgundyに宮廷画家兼侍従として使えたヤン・ファン・アイク(1390?-1441)は、油彩画の技法を生み出したフランドル地方で、その技法を完成させた画家とされる。

    西洋美術史のいくつかの書籍によれば、(フーベルトとヤンの)ファン・エイク兄弟の《神秘の仔羊の礼拝》(ゲント、サン・バヴォン教会St.Baafskathedraal, Gent)(1432)(画像)とヤン・ファン・アイクの《ニコラ・ロランの聖母》The Virgin of the Chancellor Rolin. (c.1435)(ルーブル美術館)(画像)は必ず紹介されている金字塔。後者は室内と室外の統合に成功した傑作。

    たとえば、《ニコラ・ロランの聖母》の室内と室外を統合したスタイルを継承した作品はアルテ・ピナコテークにもあった。ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデンRogier van der Weyden (1399 - 1464)の《聖母を描くルカ》(ca.1450)である。(ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデンの傑作のひとつは《東方の三賢王の礼拝祭壇》(ケルンのコルンバ祭壇St. Columba Altarpiece)(ca.1455)。両者とも1827年に国王ルードヴィヒ1世が購入した作品。)

    《ジョヴァンニ・アルノニフィニと花嫁》Giovanni Arnolfini and His Wife Giovanna Cenami (The Arnolfini Marriage) (1434)(ロンドン ナショナル・ギャラリー)(画像)も西洋絵画の金字塔的傑作である。画家自身が鏡の中に描かれており、「Johannes de Eyck fuit hic 1434(ヤン・ファン・アイクがここにいた)」と鏡の上の銘文にあり、絵画が個人的なできことを証言する新しい価値を担ったことを理解していたに違いないという。(*1)

    この《聖母子、聖人と寄進者》は、非常に透明感のあるの画面と聖母子の背景の天蓋に先ず目がいく。天蓋は、当時のフランドルの織物の水準の高さを想像させるすばらしい色彩で描かれており、油彩画の技法が存分に生かされている。描かれている人物は、実際に出会うことなかった聖母子と聖エリザベート、聖バルバラと修道士という架空の物語。屋外と室内(柱廊)を統合した構図になっており、背景に聖バルバラが投獄されていた塔も描かれてる。

    弟子が完成させたとはいえ、ヤン・ファン・アイクによって描かれたという作品が、フリックコレクションにはあり、METには1点(The Crucifixion; The Last Judgment, ca. 1430)があったようだが(みそびれました)、アルテ・ピナコテークにもなく、フリック・コレクションの質の高さを感じさせる。ともあれ、今度パリ、ロンドンを訪れたときには、上記の作品を鑑賞したい。

    *1 ケンブリッジ 西洋美術の流れ 3 ルネサンスの美術(ローザ・マリア・レッツ著)(岩波書店)(ISBN4-00-008443-7)(1989)


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    映画トゥルーライズとトゥルー・コーリング

    2005-10-02 | Review
    映画トゥルーライズTrue Liesとトゥルー・コーリングTru Calling

    トゥルーライズ

    ポニーキャニオン

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    Directed by James Cameron

    Cast
    Arnold Schwarzenegger .... Harry Tasker
    Jamie Lee Curtis .... Helen Tasker
    ....
    Eliza Dushku .... Dana Tasker


    ジェームズ・キャメロン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のトゥルーライズTrue Lies(1994)、原爆のまぶしい光をみても被爆しない単なるエンターティメント映画。というよりもコメディです、昨晩もテレビを見ていて、妻役のヘレンがスパイとしてのコードネームを貰う時、「ナターシャ」と申し出て、いや「ドリスだ」といわれた場面に、大笑いしてしまいました。

    ともあれ、私が気がついたことではありませんが、
    シュワルツネッガーの娘Danaの役ですが、最近テレビで放映され話題のトゥルー・コーリング"Tru Calling" (2003) にてTru Davies役を好演しているエリザ・ドゥシュクEliza Dushkuではないですか。吃驚しました。ちょっとトリビアですね。

    おまけ:エリザ・ドゥシュクはアルバニア系とデンマーク系の血だそうです。


    トゥルー・コーリング DVDコレクターズ・ボックス2

    20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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    トゥルー・コーリング DVDコレクターズ・ボックス1 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

    トゥルー・コーリング DVDコレクターズ・ボックス3 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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    映画 ホステージ Hostage (2005) (★★★)

    2005-10-01 | Review
    ホステージ

    松竹

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    日本向けDVDは2005/11/26発売!!

    Directed by Florent Emilio Siri

    Cast
    Bruce Willis .... Jeff Talley
    Kevin Pollak .... Walter Smith
    Jimmy Bennett .... Tommy Smith
    Michelle Horn .... Jennifer Smith
    Ben Foster .... Mars Krupcheck
    Jonathan Tucker .... Dennis Kelly
    Marshall Allman .... Kevin Kelly

    SWAT10年、人質交渉7年歴のJeff Talley は、L.A.での人質事件解決に失敗。今は、あるCountyの所長Chiefに。そこに起きた大人と子供二人が人質になる事件。いきなり部下が殉職。さらに、たまたま襲われた家は、完全防備の裏金を扱う会計士宅。闇の組織が動きだし、Chiefの奥さんと子供が、「保護下」に置かれて、Chiefに指示して、秘密のDVDと会計士を取り戻して事件を解決するように脅してくる。

    Chiefの冷静な対応、家族への愛、そして成し遂げるところがカッコイイ。子役Tommyが元気がよく可愛いくて、お姉さんJenifferがちょっとセクシー。ハラハラしますが救われます。アクション・サスペンス映画は、こうじゃなくちゃ。

    Sep. 29 @JL005

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