開館40周年記念
出光美術館名品展I
受け継がれる伝統の美 -絵巻・室町屏風と中国陶磁
前期:2006年4月29日から5月23日
後期:2006年5月27日から6月18日
表記に行ってきました。前半、後半で中国陶磁を除いては、ほとんど入れ替えでした。要注意です。出品リストはこちら
最近見たばかりの書、素養の無い室町屏風と中国陶磁の展覧会の中で、あえて絞って、目に言ったものをリストします。特にといえば、伴大納言絵巻(上巻)と重文 漁釣図 徐祚筆、重文 四季花鳥図屏風 能阿弥筆の3点。
【仏画、経箱】
重文 絵因果経(奈良時代)
重文 金銅蓮唐草文透彫経箱(室町時代):美しい細工の透彫り経箱
【朝鮮陶磁】
重美 青磁象嵌柳唐子文浄瓶
【絵巻物】
国宝 伴大納言絵巻(上巻)(平安時代):応天門の火事の場面、烏帽子をかぶった逃げ惑う人々の場面です。表情が豊かです。10月7日から11月5日には全場面が公開予定。
【書】
国宝 古筆手鑑 見努世友:今回は主に大聖武、中聖武をはじめ歴代天皇の断簡が展示されていました。
重文 継色紙 伝小野道風
石山切 伊勢集断簡 伝藤原公任筆
重文 倭漢朗詠抄 巻下 伝藤原行成筆:丁度巻末の部分を展示。
重文 書状 藤原定家筆 一幅
墨跡は、数点ありましたが、素養がないので。。。
【茶道具】
渡唐天神図 筆者不詳 賛/愚極礼才筆 一幅 宝徳元年(1449):賛が楷書と草書を混在させいい感じです。
待花軒図 画/伝 周文筆 賛/大岳周崇筆 他八僧 一幅 室町時代 :伝周文の画はちょっとあまい?
唐物肩衝茶入 銘 師匠坊
重美 井戸茶碗 銘 奈良 朝鮮 朝鮮王朝時代 :黒田家伝来、褐色の朝鮮茶碗。
重文 青磁下蕪花生(瓶) 郊壇官窯 中国 南宋時代
祥瑞蜜柑水指 景徳鎮窯 中国 明時代末期
【中国絵画】
重文 漁釣図 徐祚筆 一幅 中国 南宋時代:
牛車渡渉図 筆者不詳 一幅 中国 南宋時代
牧牛図 毛倫筆 一幅 中国 元時代
この3点、中国絵画で非常に暗い掛け軸で見逃してしまいそうですが、素晴らしい作品です。特に漁釣図。葦の葉が大きく繊細に描かれている向こうに、小さく丸く背を丸めて座り込んで魚を釣る人の姿。雰囲気がでています。
【室町屏風】
重文 四季花鳥図屏風 能阿弥筆 四曲一双 応仁3年(1469) :右の屏風に描かれた鳥の様、見事です。
【中国陶磁・工芸】
重美 饕餮文か 一対 中国 殷時代:根津美術館にもたくさん展示されていましたが、ごつごつした青銅器とその怪獣の装飾はいつみても可愛らしいです。
重美 青磁袴腰香炉 龍泉窯 中国 南宋時代
青花紅彩龍文瓶 景徳鎮窯 一対 中国 清「大清乾隆年製」銘
景徳鎮窯がずらっと並びます。この1点は、時代があたらしいので、技術が進んだといってしまえばそれまでですし、もしかするとプリントかもしれませんが、全く対称の意匠の青花と紅彩龍(ピンク)、発色が素晴らしい。
後半の見所は、古筆手鑑の断簡、牧谿、玉澗の重文でしょうか?
出光美術館名品展I
受け継がれる伝統の美 -絵巻・室町屏風と中国陶磁
前期:2006年4月29日から5月23日
後期:2006年5月27日から6月18日
表記に行ってきました。前半、後半で中国陶磁を除いては、ほとんど入れ替えでした。要注意です。出品リストはこちら
最近見たばかりの書、素養の無い室町屏風と中国陶磁の展覧会の中で、あえて絞って、目に言ったものをリストします。特にといえば、伴大納言絵巻(上巻)と重文 漁釣図 徐祚筆、重文 四季花鳥図屏風 能阿弥筆の3点。
【仏画、経箱】
【朝鮮陶磁】
【絵巻物】
【書】
墨跡は、数点ありましたが、素養がないので。。。
【茶道具】
【中国絵画】
この3点、中国絵画で非常に暗い掛け軸で見逃してしまいそうですが、素晴らしい作品です。特に漁釣図。葦の葉が大きく繊細に描かれている向こうに、小さく丸く背を丸めて座り込んで魚を釣る人の姿。雰囲気がでています。
【室町屏風】
【中国陶磁・工芸】
景徳鎮窯がずらっと並びます。この1点は、時代があたらしいので、技術が進んだといってしまえばそれまでですし、もしかするとプリントかもしれませんが、全く対称の意匠の青花と紅彩龍(ピンク)、発色が素晴らしい。
後半の見所は、古筆手鑑の断簡、牧谿、玉澗の重文でしょうか?