赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

本当は、媚中派を信用していない中国 topics(674)

2022-12-07 00:00:00 | 政治見解



topics(674):
本当は、媚中派を信用していない中国


玉城沖縄県知事が「陸上自衛隊増強なら米軍基地や部隊の削減進めるべき」と県庁の記者会見で述べたことをNHKが全国に報じました。

中国に配慮して、尖閣諸島に侵入してくる中国船(民間も含む)には何も言えない玉城知事ですが、こと米軍や自衛隊のこととなると堂々と異議を唱えることができるようです。不思議と言えば不思議、当然と言えば当然の発言かもしれませんが、玉城知事のこの発言は、県民の生命財産を守ることよりも、沖縄に魔の手を伸ばす中国の方が何よりも大事ということを物語っています。

さらに、この発言にはNHKの意思が明確に感じられます。玉城知事の発言にかこつけて、NHKが望んでいること、すなわち「沖縄からの米軍撤退」を強くにじませているからです。なぜなら、玉城知事の発言は県庁の記者団に対してのものであり、ローカルな話題にすぎません。それをピックアップして全国のニュースとして流しているのは中国の利益のためであり、報道部門全体がすでに中国の手に落ちている証拠でもあります。ハニトラかマネトラで篭絡されたようです。

玉城知事にせよ、NHKの報道局にせよ、現在の中国の姿を見て何も言うことができず、逆に、日本人を守ろうとする側にクレームを続ける様はあまりにも異様です。人間、誰もが持つ良心さえも失ってしまったのでしょうか。

彼らの発言は、日本政府やアメリカ政府に向かって罵詈雑言を繰り返しても、命を失う危険性はないことを知っていますので、安心して文句を言っているわけです。しかし、中国相手に言えば、命の保障はないか、あるいは、ハニトラあるいはマネトラが暴露されて一生辱めを受けることになりますから、とても中国に対する批判はできません。

彼らと同じ仲間のジャーナリストのツィートにこんなものがありました。

――福祉や教育、貧困等への対策は、すぐ「財源が無い」というくせに、軍事となると、湯水のごとく公的資金使うの、本当に国を亡ぼす。しかも、「安全保障のジレンマ」で、日本が軍拡すると周辺国も軍拡し、結果、際限の無い軍拡競争で国家が破綻する恐れも――

いろいろ理由はつけているのですが、彼が一番いいたいのは、防衛のためであっても「軍事力の増強はいけない」ということに尽きると思います。ここで、憲法九条を持ち出すと、国際情勢を知らない「お花畑」と言われてしまいますので「際限のない軍拡競争は国を亡ぼす」という論理で攻めようとしているわけです。

この論理は中国のための論理です。なぜなら、侵略を意図する国にとって、守りを固めて攻めにくくされる国ほど嫌なものはありません。現に、台湾の防衛力増強とアメリカの支援が中国にとっては攻撃しにくい現実になっているのですから。

要は、この論理、「自分たち(中国)は軍備を増強するが、お前たち(日本)が軍備を増強して守りを固めれば侵略はできなくなるから、そんなことはするな」と傀儡の日本人に言わせているのです。

仮に、沖縄から米軍がいなくなって自衛隊だけになってしまったら、攻めにくくなった台湾よりも沖縄を攻めてくる方を選択するのは当然です。沖縄県に「核を打ち込むぞ」と脅すだけで、日本政府は右往左往してしまいますが、当の現沖縄県知事は「めんそーれ(古語の“まいりそうらえ“の変化)」といって積極的に中国を出迎えることでしょう。

しかし、玉城知事やNHKの報道局に対して、ここではっきりと言いますと、中国人にとって最も信用できないのは、愛国心もなく祖国を平然と裏切る人間です。

侵略前までは「友好人士」あるいは「良心的日本人」として持ち上げてくれますが、侵略後は真っ先に殺されます。侵略してしまえば利用価値はありません。その上、「一度裏切った人間は何度でも裏切る」ため信用されません。一度、基礎知識として漫画家の横山光輝さん作品『三国志』を見ておいた方がいいと思います。


先日、当ブログでは、「『超限戦』とは何か――中国の戦争指南書」「日本は『超限戦』に敗北した!?」で述べたように、中国という国は、戦争にルールはないという考えのもとで、目的を達成するためには手段を択ばない『超限戦』で戦いを挑んできています。

したがって、私たちは、『超限戦』と戦わねばならない時代に生きており、私たち自身の生活と安全を守るためにはいま何をなさねばならないのか、真剣に考えるべきときがきたと思うのです。



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