あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

一般質問

2008-12-08 08:52:30 | Weblog
12月4日、議会初日。
市長が川崎議員の質問に応え、立候補を表明しました。

そのあと、私の登壇、10時50分くらいだったでしょうか?
朝でもなく、昼にしてはまだ、早い時間。
「みなさん、ごきげんよう」
笑いがおきました。

「ごきげんよう」は実に「便利」な挨拶言葉。
朝、昼、夜、使えるし、別れるときにも使えます。
後輩、先輩に対しても失礼にならないですし。
さて、今日(7日)は議会3日目、取り急ぎ、
私の登壇したときの質問です。

1.小中一貫教育校について(教育委員会の活性化を望む)

教育について論議されるとき、教育委員会制度について不要論を唱える人がいますが、この制度が活かされていないからそのような意見が出てくるのではないか、と考えます。
そもそも、教育委員会は政治的中立性と独立性を保つため、市長から独立した機関となっています。もちろん、委員の選任や予算編成などにより政治の影響は受けるのですが、学校教育で何をどう教えるか、という観点では学習指導要領に基づいて行われているので教育現場への政治的介入はできません。
地方分権を実現するため、また政治からの不当な介入を防ぎ、中立性を保つためには、国や東京都との利害関係もなく、選挙によって左右されることもない
5人の教育委員がしっかりと役割を果たすことが大切であると考えます。

現在、羽村市においては第4次長期総合計画 後期基本計画「学校教育 学校教育の充実」に施策として掲げられている「小中一貫教育構想の検討」が進み、
本年3月に中間報告が出されたところであります。羽村市の子供たちにとり、よりよい教育をしていくためには教育委員会の役割が極めて重要と考えます。教育委員会制度を前提に、この制度を活かしていく、という観点から、
以下質問いたします。

(1)教育委員会の描く「羽村市教育ビジョン」について伺います。
  石居議員も「教育ビジョン」について過去にも取り上げていらして、
  今議会でも質問なさり
  まずが、別の角度から質問いたします。
  現在、義務教育就学前から就学後までの各ライフステージにおいて、子どもた  ち一人一人に対応した、きめ細やかな教育が求められています。
  教育委員会が教育目標に掲げている
   ○ 互いの人格を尊重し、思いやりと規範意識のある人間
   ○ 社会の一員として、社会に貢献しようとする人間
   ○ 自ら学び、考え行動する人間
  に羽村市のこどもたちが成長していくためには、学校、家庭、地域、教育委員  会が
  共通の理解に基づき、それぞれがその役割を果たし、ともに子供を育てていく
  必要があると考えます。
  教育基本法の改正に基づき、学校教育、幼児教育、家庭教育、地域教育、社会教育、全庁的な計画作りということで 生涯学習に関連する市の基本施策を含めた、新しい生涯学習基本計画の策定が羽村市として、すすめられているようですが、「教育委員会として」、羽村市の教育の一層の充実を図るために、羽村の教育が目指すべき、基本的、かつ総合的な構想を中・長期的観点から取り組むべき方向と施策として、教育目標から一歩踏み込んだ形で
示すべきではないでしょうか。
そこでお伺いいたします。

  ① 羽村市の教育に関して計画的な「ビジョン」「改革」を描いていらっしゃ    いますか
  ② それらの具体的内容の公表についての予定をお伺いします。


(2)小中一貫教育校検討委員会の各部会の進捗状況についてお伺いします。
    基本計画作成部会、カリキュラム部会、施設部会が立ちあげられたと認識    していますが、各部会の審議、検討の進捗状況についてお伺いします。

(3)小中一貫教育校についての教職員、保護者、地域住民、市民の問題について
   新しい試みをする、という小中一貫教育校には用意周到な準備計画が必要と   考えます。
   それを実行に移す、教職員、保護者、地域の人たちが一体となって初めて、
   「児童・生徒の学習する意欲や生きる力をはぐくみ、たくましく心やさしい   羽村市民へと成長するための教育」を行える学校づくりが可能となるのでは   ないでしょうか。
   そのためには、教職員の小中一貫教育校への理解、そして、保護者の理解、   地域の人たちの理解と小中一貫教育校に対する、熱い使命感とエネルギーに   溢れた取り組みが必要です。
   そこで以下、お伺いいたします。
   ① 小学校の教員は「知識重視の画一的学習指導」「威圧的な生活指導」と     中学校に不信感を持ち、逆に中学校の教職員は「基礎・基本の学力の定     着」「基本的生活習慣の定着」について小学校へ不信感をもっている、      と一般的に言われています。
     現在、進められている小中一貫教育により、義務教育9年間を通して系統的な教育活動の展開を目指すならば、教職員が互いの欠点や課題を克服し、良さを生かそうという発想にたち、接続をスムースにしながら9年間の連続した子供の成長に責任を持って支えなければなりません。そのためには小学校、中学校教職員の相互理解に基づいた上での小中一貫教育への理解が大前提となるのではないでしょうか。
武蔵野小学校、3中は勿論、市内小中学校の教職員の小中一貫教育に対する理解は
深まったのでしょうか、お伺いいたします。
   ② 小中一貫教育校開設の意義に9年間を通したきめ細やかな教育を行う、     と成果の期待にありますが、校長先生はじめ、教職員の皆様には「異      動」があります。
     小中一貫教育を推進していこう、という思いの教職員が必ずしも異動し     てくるわけではありません。
     教職員の異動に対しては、どのように対処していくのかお伺いいたしま     す。
   ③ 保護者、地域住民の理解、認識はどの程度、得られているのかお伺いい     たします。
   ④ 学区外の市民に対しても説明は果たせているのか、お伺いいたします。
   ⑤ 9月17日に武蔵野小学校、三中の保護者に対して説明会が開催されまし     たが、今後の説明会の予定についてお伺いいたします。
     
(4)特色ある学び(羽村三学)について伺う。
  ① 特色ある学びとして、(仮称)羽村学、(仮称)人間学、(仮称)親学が    カリキュラムに
    掲げられていますが、この3つの学科を通して、どのような児童・生徒を    育てたいのか、お伺いします。

  ② 「親学」の必要性についてお伺いします。
    トマス・ゴードン博士が1964年にカリフォルニア州で始めた「親業」
    PET(ペアレント・エフェクティヴネス・トレイニング)にはじまり、
    2001年にオックスフォード大学ケロッグカレッジのジェフエリー・トーマ    ス学長が
    「親になる方法は学校でも大学でも教えない」と問題提起したことから、    日本でも2001年に「親学会」が発足しています。
    現在、「親学推進協会」が設立され、「親学アドヴァイサー」養成講座、    認定講座なるものも開催されています。
    しかし、同協会の設立趣旨にもあるように「親学」の基礎・基本は
   「教育の原点は家庭にあり」であります。
   「親学」を学校教育で扱うことの必要性についてお伺いいたします。

(5)小中一貫教育校について、教育委員に伺う
  平成19年度から23年度までの羽村市長期総合計画 後期基本計画に「小中一貫  教育構想の検討」が計画づけられているわけですが、計画づけられる前に教育  委員会として、どのような議論があったのか、また、それ以降、委員会におい  て、小中一貫教育校についてどのような議論、検討が行われたのか。そして、   検討委員会ならびに部会に対し、教育委員会の公正で中立的な立場から、ま  た行政委員会としての独立性に基づくとともに
  各委員の専門性と御経験を生かし、どのような役割と責任を果たしていらした  のか、また、今後、果たしていかれるのか、今後の展望を含め、以下お伺いい  たします。
 ① 教育委員会定例会などにおける、小中一貫教育校に関する今までの、検討、   議論、今後の予定についてお伺いします。
 ② 教育委員は検討委員会、各部会、説明会での役割をどのように果たしてきた  のか。
  また、今後どのように果たしていくのか、お伺いします。
 ③ 今後の小中一貫教育校の展望について、お伺いいたします。

これについての答弁、並びに再質問は後ほど、報告しますが、
全市内的に小中一貫教育を推進していく考えがあることが、皆さんにわかり、
そして、教育委員会の在り方に「う~む・・」となってしまった私です。