あかねの出来事

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今日はどういう一日だったでしょう?

「酒井法子劇場」

2009-09-19 16:27:44 | Weblog
のりピーが保釈され、会見が開かれました。
保釈されたときにも「女優」でした。

会見場のホテルに向かうときの
あのワインレッドのワゴンには
「はは~!!目立つようにあえて仕立てているなあ・・」と
素人の私でもわかるような演出。

会見場には500人の報道陣!!
紺のスーツにきちんとメイクをし、
へアスタイルも保釈のときとは違うし。

会見での謝罪も3分半ほど。
選挙のときの候補者のタイムと同様。
余計なことは述べず、ポイントだけ。

でも、私には女優酒井法子が演じているように
感じてしまいました。

26日に初公判ということですが、
はたして、依存性の高い薬物からしっかりと
足を洗うことを祈るばかりです。
お子さんのためにも、頑張ってほしいもの。

あの会見を見る限りでは
あるマスコミが評したように「酒井法子劇場」でした。

日本は薬物依存に甘すぎる、と誰もが最近、言いますが、
薬物依存は「依存症」という言い方でもわかるように、
殺人や傷害といった犯罪とは性質が違うのではないでしょうか。
ある種の病気という側面もあるように思います。

 アメリカなどでは「ドラッグコート」といって裁判の
システム自体が通常の犯罪と区別されているようです。
つまり薬物依存は、ただ刑務所にいれて、痛い目にあわせ
二度とやらないように脅すというのでは解決にならないということが
歴史的認識になっているわけです。
薬物に依存してしまう原因を除去しない限り、あるいは依存しにくい環境を
作らない限り、その依存者は出所したらまた必ず薬物に手を出すからです。

また、仮に刑務所に入った後も出所したあとの
ケアもとても大事と思います。
支える人がいなかったら、社会復帰もできないし、追
い詰められて再び同じことを繰り返すかもしれません。ケア体制を
国がフォローするべきなのでしょうが、残念ながらそういうことは
日本では行われていません。

それに、日本では薬物依存に対して、
どこに相談したらいいのか、対応をするべきか、
ふつうに暮らしていたら
わかりません。
そもそも医者に相談すべきなのかどうか、
医者なら何科なのかもほとんどの人が知りません。

今回の事件も単なる芸能スキャンダルとして扱われるだけでは
何にも社会的教材になりません。
特別な芸能人だけに関わる話だと考えていては、いつまでも薬物依存は
解決しないのではないでしょうか。

マスコミやもちろん、国もこういった
状況に手をうつべきだと思います。
こういう状況だから、
急激に薬物汚染が広がってしまったのではないのではないでしょうか??

今回の事件を「のりピー劇場」で
終わさせてはいけないのでは、と思います。