ゆとろぎで今日から16日まで開催されている「平和の企画展」へ
行ってきました。
「戦争体験のお話し」の語り部は「大塚勝江」さん。
・・・つまり母。
母はこれまで「戦争体験を話してほしい」という依頼には
応じたことがありませんでした。
心の中で「自分があの炎の中を逃げ、生き延びた」という
悔いがあるからのようにも思います。
実際、「話したくない。思いだしたくない。自分の前で
亡くなっていった人に申し訳ない」と私に告げたこともあります。
母は東京大空襲の生き残りです。
3月10日、20万人の方がアメリカ軍による爆撃で命を落とした
あの「東京大空襲」。
今回、応じたのは「いま、語り継いでいかないと戦争を体験している
人がいなくなる」という想いがあったように思います。
今日は東京大空襲だけに焦点を絞り、お話しさせていただきましたが、
戦争に入ってから、そして空襲を経て、新潟へ疎開したことなどなど、
想像を絶するような話しもあります。
また、機会があれば「語り継いでいきたい」と本人は申しております。
81歳になる、母。
生きているうちに、いまの人たちに「戦争の恐ろしさ」を
「平和のありがたさ」を伝えていきたいと帰宅してから話していました。
自然災害と異なり、戦争は人間がおこすものです。
人間がおこす戦争で、命を亡くすこと・・・・
これだけは許すことはできません。