
コロナの御時世で、最近は図書館のブラウジングルームへ行くのも一苦労。
公共図書館よりも原則「閉鎖中」の職場の資料室の方がまだ安心か。
もっとも、在宅勤務もあるので、訪れる機会も少ないが。
そんなことをブツブツと書いているのは、最近のささやかな愉しみが週刊誌の連載小説だから。
先月から始まった恩田陸の『なんとかなくちゃ。』がそれ。
半月ほど前に「こんな連載小説があるよ。茶道のエピソードも出てくるよ」という情報をGet。
先週から今週にかけて、バックナンバーも含めて6回分をまとめ読みした。
おもしろい。
大阪の商家(といっても、時代設定は現代)の次女に産まれた主人公の話。
母親が老舗和菓子店の出身で、その関係もあり、兄弟そろって茶道が必須の習い事で~
スートリーは主人公の子ども時代のエピソードをあれやこれやと回想している段階で
その中に義務教育が終わる区切りに自分でテーマを決めて茶会を開くという下りも出てきた。
ほー。なるほど。
と、かつて所属していた○○部のノリと相通じるものを感じて、懐かしくなった。
お茶会!
今の自分には遠い響きだわ~
コロナ禍もあって、かつてのお茶会三昧に明け暮れた日々が夢の彼方のような心境だが、
平和な世に戻って、また純粋に茶道を楽しめますようにと願いつつ、これからも読み進めたい。
恩田陸の作品は過去に1作しか読んだことがない。
電子版が出てなかったので、しぶしぶ文庫本を買って読んだ。
(奈良の今井町に行く前に参考にしたくて読んだ。他に奈良の名所観光が一通り舞台となっていて、
なんとなく楽しめた。→こちら)
恩田氏も少し茶道の稽古を嗜んだようで。
これは期待できそう。