コロナ禍シフトの生活に入って、はや1年半近くになった。
この中で困ったことの一つが「映画を自由に安く観に行けない」ということ。
もともと、1日か14日か水曜日の仕事帰りに1,100円で観に行く人なので、
それが出来なくなった。
まず、休業していた期間が長かったし、その後も時間的な制限があった。
夜は時間が合わない。(私自身もそうだが、映画館も20時過ぎの上映自粛もあったようで)
また、上映回数も減った。
そして、私自身も観に行く機会が減っちゃったなぁ。
予告とか新聞評を目にして、「いいナ」と思うんだけど、いざ「いつ行く?」となると、「さぁ?」となってしまう。
映画「HOKUSAI」もそうだった。公開は5月28日だったのに、その頃は休みがありそうでなく、なんやかんやで忘れてしまっていた。
つい数日前に「サントリー美術館の次の展覧会がそろそろ始まるなぁ」とチェックしていて、偶然で映画サイトを閲覧して、
自宅に比較的近いミニシアターで上映していることを知り、今朝観てきた。
なかなか迫力のある内容で。
幕府の元の表現の自由に対する禁止策とコロナまん延防止策としての営業自粛は意味合いが全然違うとはいえ、
抑圧されることから感じる民衆の鬱屈した思いと、自粛された数々の物事に対する欲求は相通じるものがある気がしたなぁ。
冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の波のエピソードも効果的に使われてたし。
以前、NHKで超スローモーションで撮影した波しぶきとそっくりで衝撃だったなぁ。
すみだ北斎美術館の次の展覧会(7月20日~)も行きたくなってきた。
小布施の北斎館も。秋パスの旅行はこっち方面にしよっかな?(3連休が取れたら)
とにかく、北斎からパワーがもらえるから好き。
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