江戸城に存在した紅葉山文庫の蔵書である『松のさかへ』という本に徳川三代将軍家光の生母が春日局であると書かれていることを先日のブログに書きました。
★ 「春日局は家光の生母」の歴史捜査
本日、拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』の読者から頂いた資料類を整理していたら、春日局が家光の生母であると書いた史料がもうひとつあることがわかりました。以前、一度目を通した資料に書かれていたのですが、その時には問題意識がなく、記憶に留まっていなかったようです。最近、歳のせいか、こういうことが多くて困ったものです。
臼杵藩稲葉家の『御家系典』(大分県臼杵市立図書館収蔵)に次のように書かれているとのことです。
春日局は二代将軍・秀忠の正室に仕え、将軍にその美貌を愛され竹千代君を産んだが、局の父が謀反を起こした明智光秀の武将だったために、竹千代君を正室の子として披露し、局は乳母として我が子に仕えた。
初代臼杵藩主の稲葉貞通と春日局の母・阿牟(あん)は従姉弟(いとこ)。『御家系典』は嘉永二年(一八四九)に藩命で完成された稲葉家の家系図とのこと。幕末になっても臼杵藩稲葉家内部ではこのように伝承されていたということですから、信憑性はかなり高いと考えられますが、いかがでしょうか。
なお、この話は昭和63年7月21日と8月19日の熊本日日新聞に掲載されているそうです。
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『本能寺の変 四二七年目の真実』のあらすじはこちらをご覧ください。
また、読者の書評はこちらです。
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>>>『本能寺の変 四二七年目の真実』出版の思い
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本日、拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』の読者から頂いた資料類を整理していたら、春日局が家光の生母であると書いた史料がもうひとつあることがわかりました。以前、一度目を通した資料に書かれていたのですが、その時には問題意識がなく、記憶に留まっていなかったようです。最近、歳のせいか、こういうことが多くて困ったものです。
臼杵藩稲葉家の『御家系典』(大分県臼杵市立図書館収蔵)に次のように書かれているとのことです。
春日局は二代将軍・秀忠の正室に仕え、将軍にその美貌を愛され竹千代君を産んだが、局の父が謀反を起こした明智光秀の武将だったために、竹千代君を正室の子として披露し、局は乳母として我が子に仕えた。
初代臼杵藩主の稲葉貞通と春日局の母・阿牟(あん)は従姉弟(いとこ)。『御家系典』は嘉永二年(一八四九)に藩命で完成された稲葉家の家系図とのこと。幕末になっても臼杵藩稲葉家内部ではこのように伝承されていたということですから、信憑性はかなり高いと考えられますが、いかがでしょうか。
なお、この話は昭和63年7月21日と8月19日の熊本日日新聞に掲載されているそうです。
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