『本能寺の変 431年目の真実』明智憲三郎著・文芸社文庫をお読みになった方が「徳川家康黒幕説だ!」とブログなどに書いている例が見受けられます。きちんと読んでいただけると「そうではない」とたちどころにわかるのですが、浅読みするとそう誤解するのでしょうか。これも黒幕の定義も知らない歴史学者が唱えて、迎合するネトウヨが騒いだ結果のようです。
それに影響されて誤解している最近の例をご紹介します。
>>> 歴人マガジン「脈々と続く系譜」
(明智)氏には「本能寺の変431年目の真実」など本能寺の変の真実を検証する著作があり、そこでは黒幕を徳川家康としています。
この主張は呉座勇一氏が自著で行っており、歴人マガジンの記事も呉座氏の書いた記事のようにみえる。黒幕とは「表面に出ず、かげで指図(さしず)したり操ったりする人」であるが、犯罪で言えば実行犯を操る主犯を指す。拙著を読んで家康が主犯と判断する人は普通いないであろう。呉座氏は私の主張を謀略説のひとつとして括って抹殺するために、あえて徳川家康黒幕説とレッテルを貼りたいとしか思えない。呉座氏の『謀略の日本中世史』は歴史の真実を究明するという姿勢ではなく、明智憲三郎の主張を抹殺するという目的で書かれた本のようだ。
>>> 「明智憲三郎氏の奇説」
>>> 『本能寺の変 431年目の真実』エピローグ
呉座氏は私が「家康黒幕説と言われるのを嫌がっている」と書いているが、「いやがっている」わけではありません。好き嫌いの問題ではなく、論理的に「間違っている」と指摘しているのです。
呉座氏は「陰謀論」なるものを設定して、その不合理を説いている。私の論理も無理矢理に陰謀論にくくらねばならない。そのために徳川家康黒幕説でなければならない。ということのようだ。まず事実を踏まえ、そこから推論すべきだが、まず答えを用意し、それに都合よいように事実をこじつけるという態度は科学的ではない。きわめて政治的なやり方だ。
『本能寺の変 431年目の真実』の読者の分析を以下にご紹介します。
戦国時代は「兵は詭道なり」、すなわち陰謀が大前提でしょう。武将たちの陰謀や策謀を抜きにして戦国を語るのには限界があり、だから桶狭間や本能寺を偶然とか幸運とかで片付けてしまうのでしょう。
呉座氏が明智憲三郎氏を批判する6章と終章を読みましたが、「家康黒幕説」と言う時点で明智氏の著作を読んでいないことがわかってしまう残念な代物でした。明智氏のデータフロー分析を無視して、明智説の一部分を切り取って「想像に想像を重ねた推理」とか「一目で荒唐無稽と分かるような話」などといい加減な評価をする姿勢に、呉座氏はまったく信頼の置けない人だと思いました。他の根拠に乏しい怨恨説や野望説、黒幕説とざっくり同列に扱って明智説を相対化しようとする呉座氏の陰謀が見え隠れします。呉座氏ご自身の首にも鈴をつけておきましょう。
愛宕百韻の連歌の規則、順慶と忠興の上洛命令無視、吉田兼見6月1日不参、日記の改竄、家康の伊賀越えから東陣西陣の二方面作戦、旧武田領の織田軍切り崩しに至るまでの周到な準備、津嶋への陣替え、秀吉による細川藤孝と松井康之の論功行賞、安国寺恵瓊の処遇等々、本能寺の変は光秀だけを見ていては何も見えてこないです。『431年目の真実』が40万部売れたのは、明智説に他に類を見ない確からしさ、蓋然性、網羅性の高さを読み取ったからに他なりません。40万人の読者はフェイクに惑わされないでしょう。
>>> 怨恨・野望・偶発説は完全フェイク
>>> 隠蔽された謀反の動機
2022年6月6日追記
なお、私の唱えている真実に敢えて〇〇説と命名するならば「明智一族滅亡阻止説」か「唐入り阻止説」ということになります。
これこそ、秀吉も昭和軍部・唐入り称賛歴史学者も現代の日本会議系政治家・歴史修正主義歴史学者・ネトウヨも言われては困る言葉なのです。呉座氏の言論もこの流れで理解すればよくわかると思います。今でも中国敵視政策を推進する集団が大きな力を持っているということに対しては、警戒が必要です。
【明智憲三郎著作一覧】
2016年5月発売予定
『「本能寺の変」は変だ! 明智光秀の子孫による歴史捜査授業』文芸社
2015年7月発売
『織田信長 四三三年目の真実 信長脳を歴史捜査せよ!』幻冬舎
2013年12月発売
『本能寺の変 431年目の真実』文芸社文庫
2009年3月発売
『本能寺の変 四二七年目の真実』プレジデント社
【関連リンク】
>>> 「織田信長」の虚像を暴く『信長脳を歴史捜査せよ!』
>>> 合理的推論で浮かび上がる真実の織田信長
>>> 「織田信長公の真実」連続講座案内
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>>> 『織田信長 四三三年目の真実 信長脳を歴史捜査せよ!』目次
>>> 「桶狭間の戦い」信長勝利の方程式が解けた!
>>> あなたも「本能寺の変」の謎解きに挑戦できる本
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>>> 「本能寺の変 431年目の真実」珠玉の書評
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#是非に及ばず #惟任退治記 #信長公記
最強の徳川家康黒幕説 - 本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」
1.これは徳川家康黒幕説である。2.よって、陰謀論である。3.陰謀論だから妄想である。この三段論法には一見誤りがなさそうです。だから多くの人...
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(明智)氏には「本能寺の変431年目の真実」など本能寺の変の真実を検証する著作があり、そこでは黒幕を徳川家康としています。
この主張は呉座勇一氏が自著で行っており、歴人マガジンの記事も呉座氏の書いた記事のようにみえる。黒幕とは「表面に出ず、かげで指図(さしず)したり操ったりする人」であるが、犯罪で言えば実行犯を操る主犯を指す。拙著を読んで家康が主犯と判断する人は普通いないであろう。呉座氏は私の主張を謀略説のひとつとして括って抹殺するために、あえて徳川家康黒幕説とレッテルを貼りたいとしか思えない。呉座氏の『謀略の日本中世史』は歴史の真実を究明するという姿勢ではなく、明智憲三郎の主張を抹殺するという目的で書かれた本のようだ。
>>> 「明智憲三郎氏の奇説」
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呉座氏は私が「家康黒幕説と言われるのを嫌がっている」と書いているが、「いやがっている」わけではありません。好き嫌いの問題ではなく、論理的に「間違っている」と指摘しているのです。
呉座氏は「陰謀論」なるものを設定して、その不合理を説いている。私の論理も無理矢理に陰謀論にくくらねばならない。そのために徳川家康黒幕説でなければならない。ということのようだ。まず事実を踏まえ、そこから推論すべきだが、まず答えを用意し、それに都合よいように事実をこじつけるという態度は科学的ではない。きわめて政治的なやり方だ。
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日文研の呉座勇一氏が女性蔑視・中傷で炎上した問題で歴史修正主義者・ネトウヨぶりがあらわになった。>>>北村紗衣氏中傷事件この問題に哲学者の山...
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『本能寺の変 431年目の真実』の読者の分析を以下にご紹介します。
戦国時代は「兵は詭道なり」、すなわち陰謀が大前提でしょう。武将たちの陰謀や策謀を抜きにして戦国を語るのには限界があり、だから桶狭間や本能寺を偶然とか幸運とかで片付けてしまうのでしょう。
呉座氏が明智憲三郎氏を批判する6章と終章を読みましたが、「家康黒幕説」と言う時点で明智氏の著作を読んでいないことがわかってしまう残念な代物でした。明智氏のデータフロー分析を無視して、明智説の一部分を切り取って「想像に想像を重ねた推理」とか「一目で荒唐無稽と分かるような話」などといい加減な評価をする姿勢に、呉座氏はまったく信頼の置けない人だと思いました。他の根拠に乏しい怨恨説や野望説、黒幕説とざっくり同列に扱って明智説を相対化しようとする呉座氏の陰謀が見え隠れします。呉座氏ご自身の首にも鈴をつけておきましょう。
愛宕百韻の連歌の規則、順慶と忠興の上洛命令無視、吉田兼見6月1日不参、日記の改竄、家康の伊賀越えから東陣西陣の二方面作戦、旧武田領の織田軍切り崩しに至るまでの周到な準備、津嶋への陣替え、秀吉による細川藤孝と松井康之の論功行賞、安国寺恵瓊の処遇等々、本能寺の変は光秀だけを見ていては何も見えてこないです。『431年目の真実』が40万部売れたのは、明智説に他に類を見ない確からしさ、蓋然性、網羅性の高さを読み取ったからに他なりません。40万人の読者はフェイクに惑わされないでしょう。
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2022年6月6日追記
なお、私の唱えている真実に敢えて〇〇説と命名するならば「明智一族滅亡阻止説」か「唐入り阻止説」ということになります。
これこそ、秀吉も昭和軍部・唐入り称賛歴史学者も現代の日本会議系政治家・歴史修正主義歴史学者・ネトウヨも言われては困る言葉なのです。呉座氏の言論もこの流れで理解すればよくわかると思います。今でも中国敵視政策を推進する集団が大きな力を持っているということに対しては、警戒が必要です。
【明智憲三郎著作一覧】
2016年5月発売予定
『「本能寺の変」は変だ! 明智光秀の子孫による歴史捜査授業』文芸社
2015年7月発売
『織田信長 四三三年目の真実 信長脳を歴史捜査せよ!』幻冬舎
2013年12月発売
『本能寺の変 431年目の真実』文芸社文庫
2009年3月発売
『本能寺の変 四二七年目の真実』プレジデント社
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