>>>光秀子孫が解いた垣根涼介『光秀の定理』の確率論
>>>垣根涼介『光秀の定理』書評
垣根涼介著『光秀の定理(レンマ)』(角川書店)を一足早く8月に読ませていただきました。
8月末までに片付けねばならない仕事があり、角川書店さんから届いた本を来月になって読むことにしていたのですが、感触をつかむために出だしの何頁か読んでみたら、やめられなくなって、とうとう最後まで読み通してしまいました。
推理小説家の垣根氏が歴史を題材にした本を書いたのは画期的なことですが、この本は歴史小説としても画期的です。それは、拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』で提示した歴史の真実を取り入れた初めての本だからです。
光秀が細川藤孝に仕えていたこと、美濃源氏の土岐氏として一族の再興を目指していたこと、四国の長宗我部氏とは土岐一族の石谷頼辰(いしがい・よりとき)を通じて密接な関係があったこと。この三つは少なくとも取り入れられています。拙著出版以来四年。その間に出版された本能寺の変研究書が一切、拙著の提示した真実に触れていないのに比して、その鋭敏な感性に敬意を表したいと思います。
もちろん、小説であって、歴史の真実を追求する本ではありませんので、従来の定説・通説と適宜配合されています。そのことに目くじらを立てるつもりはありません。拙著の提示した歴史の真実を部分的にでも真面目に受け止めていただいたことに感謝いたします。
ところで、「事実は小説より奇なり」といいますが、この小説『光秀の定理』と拙著の歴史推理ドキュメント『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)を読み比べていただいて、果たして皆さんはどちらにより「驚愕し、やがて深く納得」していただくでしょうか。是非、推理小説ファン、ミステリーファンの方々の感想をお聞きしたいものです。
>>> 「本能寺の変 431年目の真実」読者書評
>>> 「本能寺の変の真実」決定版出版のお知らせ
>>> 『本能寺の変 431年目の真実』プロローグ
>>> 『本能寺の変 431年目の真実』目次
>>> もはや本能寺の変に謎は存在しない!
>>> 本能寺の変当日に発生した謎が解けるか
>>>垣根涼介『光秀の定理』書評
垣根涼介著『光秀の定理(レンマ)』(角川書店)を一足早く8月に読ませていただきました。
8月末までに片付けねばならない仕事があり、角川書店さんから届いた本を来月になって読むことにしていたのですが、感触をつかむために出だしの何頁か読んでみたら、やめられなくなって、とうとう最後まで読み通してしまいました。
推理小説家の垣根氏が歴史を題材にした本を書いたのは画期的なことですが、この本は歴史小説としても画期的です。それは、拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』で提示した歴史の真実を取り入れた初めての本だからです。
光秀が細川藤孝に仕えていたこと、美濃源氏の土岐氏として一族の再興を目指していたこと、四国の長宗我部氏とは土岐一族の石谷頼辰(いしがい・よりとき)を通じて密接な関係があったこと。この三つは少なくとも取り入れられています。拙著出版以来四年。その間に出版された本能寺の変研究書が一切、拙著の提示した真実に触れていないのに比して、その鋭敏な感性に敬意を表したいと思います。
もちろん、小説であって、歴史の真実を追求する本ではありませんので、従来の定説・通説と適宜配合されています。そのことに目くじらを立てるつもりはありません。拙著の提示した歴史の真実を部分的にでも真面目に受け止めていただいたことに感謝いたします。
光秀の定理 (単行本) | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
ところで、「事実は小説より奇なり」といいますが、この小説『光秀の定理』と拙著の歴史推理ドキュメント『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫)を読み比べていただいて、果たして皆さんはどちらにより「驚愕し、やがて深く納得」していただくでしょうか。是非、推理小説ファン、ミステリーファンの方々の感想をお聞きしたいものです。
【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 | |
明智 憲三郎 | |
文芸社 |
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>>> 本能寺の変当日に発生した謎が解けるか
なんとか私も理解できたような気がしてます。
あと、選択肢となるお椀の数が増えるほど、選び直す意義が高まるということでしょうか。3個だと、2/3で、4個だと、3/4、・・・。
n個のお椀から1個選ぶ確率は1/n、残りの(n-1)個のお椀の1個の確率も1/n。残りのお椀から空のお椀を取り去って1個だけ残すと、そのお椀の確率は1/nが(n-1)個分合算されて(n-1)/n。よって、残りのお椀の方の確率が(n-1)倍高くなる。
nを大きくすればするほど残りのお椀の確率が大きくなるの、膨大なお椀の数で考えると直感に合う。たとえば、100兆個のお椀で考えると納得できます。
最初に選んだときの確率は1万分の1で、当たるはずがないと思えます。残りの9999個から空のお椀9998個を取り除いて残った1個のお椀。当然、選び直して、こっちにするのが正解!
4つあるお椀のひとつだけに石が入っていて、それを選ぶ問題です。選んだ後に空のお椀二つを取り去って、選び直すとしたら、最初に選んだお椀とは別のお椀を選ぶべきというのです。
初め4つのお椀の内から1つ選ぶと確率は1/4、空のお椀を2つ取り去って残った2つのお椀の内から1つを選ぶと確率は1/2。(ここまでは間違いありません)
「だから最初の選択のままだと確率1/4、2つ残った段階で初めに選んだのとは別のお椀を選び直せば確率1/2。よって、選び直した方が確率が高い」というのです。
【私の考え】
2つ残った段階では、どちらのお椀も確率1/2になっているのでは?選び直しの時に、最初に選んだお椀をもう一度選び直せば確率は1/2に高まるはず。
本に書かれているような信長の実験をやってみようかと思いましたが、疲れそうなのでやめました。
なお、祖父が生前に江戸川乱歩さんに「明智小五郎」の名前の謂れをお聞きしたところ、特に何かにこだわって付けたわけではないとの回答だったそうです。
江戸川乱歩の家系は、祖父の時代まで津藩の藤堂家に仕えていたらしく、その家系で主人公に「明智姓」を付けるなんて、と親戚等からの批判は無かったのか?と考えさせられました。。。明智小五郎に意味が有るのか?なんて考えさせられました。
織田信澄(光秀公の孫)の家系は、江戸時代には、旗本だった事も知りました。