狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

狩江のちょっとした大自然

2011-05-08 19:52:17 | 四季の風景

このふるさと狩江には、比較的まだ人間の手が付けられていない自然が残って

います。法令で定められ魚介類保護のために、渡江の半島廻り、お伊勢山から西への

海岸線など、そこは人為的建造物などはありません。ですから、たまにそこら辺を散策すると

意外なふるさとの自然を再発見できます。

今回ご紹介するのは、準絶滅危惧種の「ミサゴ」です。

この鳥は、鷹やトンビの仲間で、えさは主に海、河に住む魚で、とても名ハンター

でもあります。

これは昨年秋、天気のいい日に200mm望遠で撮影したもの。つがいで飛んでいました。

人を警戒するので、トンビなどよりも高いところを旋回し、獲物を探します。

飛んでいる姿は、下から見ると明らかにトンビの茶色と区別できます。

胴体と羽が白地の大変きれいな鳥です。

こちらは今年2月、海辺の岩場で目撃した姿(120mmで撮影)。

よく見ると、獲物を捕獲していました。目測で約40cmの魚。ミサゴは獲物を

見つけるとその場所まで一気に飛んでゆき、急降下の後ドボンと海へダイブ!

その後獲物をしっかりとつかみ、近くの木や岩場に持ってゆくのが一般的みたいです。

一度その光景を目撃してから、私はこの鳥のとりこになってしまいました。

警戒感はやはり他の鳥と違って強く、私の姿を見るや否や、その岩場を後にして

しまいました。足にはしっかりと獲物をつかんでいます。魚の種類までは判別できませんが

かなり大物なのは確か。

しばらく忙しくて、最近はミサゴを確認しておりませんが、このような食物体系の

頂点に立つような鳥がまだこの辺にはいるということと、それを支える自然がまだ存在

していることに拍手したいと思います。