狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

牛鬼 かしら完成間近

2010-10-09 16:49:24 | お祭り
前回の補足です。

頭の原型は、以前は近くの山で採ってきた白粘土を使っていました。
また工程で大変なのは紙を貼る作業とのこと。
貼っては乾かし、貼っては乾かしの繰り返しを根気良く行います。
適当な厚さになるまで何ヶ月もかかります。
そして大変な工程のひとつ、かしらの周りを飾る毛の取り付けです。
この毛はシュロを使っていますが、この長さの毛は一本のシュロの木から
ほんのわずかしか取れません。これも約半年かかります。
一本一本長い毛をシュロから採取し、黒に染め、束にしてかしらに取り付けます。
いよいよ化粧塗りも最終段階にはいってきました。
さて、祭り当日はどんな牛鬼の顔が見られるでしょう?楽しみです。


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2 コメント

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手間ひまがかかってるんですね (山田晶子)
2010-10-11 01:02:19
こうやって見ると、大変手間ひまがかかっている牛鬼の面作りですね。

シュロの毛が命のようです。シュロの毛がなくちゃ始まりませんね。

もっと簡単に作れるものかと、思ってました。

今年の牛鬼は、是非とも、もっとも怖い牛鬼の
面にして欲しいものです。
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Unknown (じゃみひき打線)
2010-10-15 23:01:22
よいよ、頭作るんたんのしたでこれ~ん!!半年かかるもんな!頭20年振り、お舟か120年振りですか!いい経験したで。まぁ~よ~間に合うた事よ。 あいとら今年もやりよらい!霧回し気つけな跳ねくり飛ばされるで~~
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