広報すぎなみの8月15日号に、嬉しいニュースが掲載されました。長らく改修工事で閉館だった杉並区中央図書館がいよいよ9月5日にリニューアルオープンします!
私は2016年、中央図書館改修に当たり、杉並区が当初考えていたような単なる営繕工事に留まらず、今後30年間使い続ける図書館を新たに作り直す姿勢を持って取り組んで行って欲しいと提言を続けてきました。区内建築士団体の皆様からは、現地視察で得た知見をまとめたご提言を多く頂き、区政を動かす大きな原動力となりました。
主に訴えて来たのは以下の3点です。
1、幅広い区民の意見聴取
2、建物の可能性を引き出し、利便性の高いレイアウト変更のみに止まらず省エネ性能も可能な限り追及
3、「杉並区立図書館サービス基本方針」の具現化https://www.library.city.suginami.tokyo.jp/outline/pdf/2305_tosyokansabisu_kihonnhousin.pdf
その様子をブログに纏めてあります。↓
◆杉並区立中央図書館改修を契機に未来志向の図書館づくりを!https://blog.goo.ne.jp/akemiyamamoto/e/c6a4689ad76d52be5788a74f931e31ff
平成27年第3定例会の一般質問などで「中央図書館の改修について」というテーマで質疑を行いました。同じテーマで数回にわたり取り組み、本会議場で聞いている区長を始め教育長や部長、そして他会派の議員にも印象に残るようにと繰り返し訴えました。残念ながら、杉並区議会でこの年の録画の公開が終了していて動画はご覧いただけませんが、内容を区政報告に纏めてありますのでご覧ください。
◆区政報告vol.18→ http://yamamotoakemi.com/report/report_2016vol18.pdf
また、こういう公共建築物の改修や改築を提案すると、意図せずして、いわゆる賄賂を貰っているのだろうと揶揄される事があります。私は一切そういう金品を頂いたことは無いため困惑しましたが、抗弁をブログに纏めてあります。疑いをかけられるのは本当に嫌な出来事でした。
◆杉並区立中央図書館の改修について https://blog.goo.ne.jp/akemiyamamoto/e/8e280c0434ed6ec48f4032ae30c15c2b
長く建築士として内装の設計に携わってきたので、空間の活かし方に関して、思うところはあります。デジタル化が進んでいるので、事務室を縮小しその分を区民の利益に資するスペースとして欲しかったなどです。
しかしながら、未来志向で区民が利用しやすく、時間をかけて区民意見を聞き、じっくりと建築物を作り直してくれた事には大変感謝をし、取り組みを評価をしています。
今後、老朽化による区立施設の再編が進んで行きます。建築物はいったん出来上がってしまうと、後戻りが出来ない、そう簡単には使い勝手を変える事は出来ません。だからこそ、プロセスを大切に、特に実際にその建物を使う区民のご意見をしっかりと伺うことは最重要と考えています。
中央図書館を利用される方が居心地の良く、ゆったりと本に囲まれた時間を過ごせるよう願っています。
以下、杉並区で纏めて下さった基本計画や意見交換の記録、また、新旧のレイアウトの比較を掲載いたします。
◆杉並区立中央図書館改修基本計画
https://www.city.suginami.tokyo.jp/kusei/kyoiku/toshokan/1037961.html
◆区民との意見交換の記録
https://www.city.suginami.tokyo.jp/kusei/kyoiku/toshokan/index.html
◆中央図書館の改修工事
https://www.library.city.suginami.tokyo.jp/news/n20190726_02.html
- 中央図書館1F[新旧比較](1.2 MB)
- 中央図書館2F[新旧比較](480.3 KB)
- 中央図書館B1F[新旧比較](445.5 KB)
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