民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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「寿限夢」 落語

2012年04月06日 02時31分25秒 | 伝統文化
 「エーン、エーン、
寿限夢 寿限夢、五劫のすりきれ(ず)、海砂利 水魚の水行末、雲行末、風行末、
食う寝るところに住むところ、やぶらこうじのぶらこうじ、パイポ パイポ、パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコナーのポンポコピーの長久命の長助が、
オイラの頭をげんこつでゴッツンしてね、そんで、たんこぶができちゃった。エーン、エーン」

「じゃ、なにかい、うちの、
寿限夢 寿限夢、五劫のすりきれ(ず)、海砂利 水魚の水行末、雲行末、風行末、
食う寝るところに住むところ、やぶらこうじのぶらこうじ、パイポ パイポ、パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコナーのポンポコピーの長久命の長助が、
おめぇの頭をゴッツンして、たんこぶができたってのかい?
どれどれ、見せてみぃ、アタマを・・・
なーんだい、たんこぶなんかできてねぇじゃねーか」

「エーン、エーン、
あんまり名前が長いんで、名前を言ってるうちに、たんこぶがひっこんじまった。
エーン、エーン」