昨日、本日のテレビ、新聞で受動喫煙防止の改正案の新たな検討に入ったというニュースが流れた。厚労省は、30平方メートル以下の飲食店に限って喫煙を認める方針だった。しかし、自民党の反発を受けて方針を転換し、店舗面積が150平方メートル以下の飲食店でも喫煙を認める新たな案の検討に入った。テレビ朝日によると
東京都内ならば9割近くの飲食店で喫煙が可能になる見込みとのこと。
受動喫煙にかかる法律条文は「健康増進法」の25条に規定されている。多数の者が利用する施設の管理者に対し、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう求めているが、努力規定で罰則はない。規制強化に向けた改正案だったはずだ。そもそも健康増進法の趣旨は、「国民は…生涯にわたって…健康の増進に努めなければならない」とされている。
しかし、今回の改正案は、まさに、ざる法で「改正した」というアリバイ作りに過ぎない。残念ながら内容が伴わず、「国民の健康」が、ざるの網目から抜け出てしまう。国民を無視したものだ。飲食店の経営に損害を与えかねないというのが、厳しい規制に反対する理由だ。
原発稼働とおなじで、リスクがあると分かっていて、容認するということだ。
実は私も学生時代後半から、就職した数年間は喫煙していた。当時は殆ど受動喫煙のことは考慮がなかった時代だった。喫茶店といえば、一服しながらコーヒーを飲むというのが当たり前の時代だった。しかし、ある時、職場の同僚がケガで入院した際、胸部レントゲンを撮った。彼はヘビースモーカーだった。撮影画像は、他の病気ではなかったが、喫煙の影響で肺の中が濁っていたそうだ。「多分の肺の中は真っ黒だ」と医師に言われたとのこと。
その話が職場で話題になり、皆で禁煙活動を行うことにした。その後、少なくとも別な先輩と私の二人は、今に至るまでの禁煙に成功した。指摘された彼は一時は禁煙パイポを加えてたが、その後、禁煙できたかどうかわからない。
タバコはそもそもニコチン依存といわれている。また、ニコチン以外にも発がんを促す多種の成分がその煙の中に含まれているとのこと。
コーヒーも嗜癖性があるが、健康への影響は自分自身だけだ。しかし、喫煙は自分以外の多くの人に害を及ぼす。今後改正案が国会に提出されるだろうが、「国民の健康増進」を最重点に審議をして欲しい。
東京都内ならば9割近くの飲食店で喫煙が可能になる見込みとのこと。
受動喫煙にかかる法律条文は「健康増進法」の25条に規定されている。多数の者が利用する施設の管理者に対し、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう求めているが、努力規定で罰則はない。規制強化に向けた改正案だったはずだ。そもそも健康増進法の趣旨は、「国民は…生涯にわたって…健康の増進に努めなければならない」とされている。
しかし、今回の改正案は、まさに、ざる法で「改正した」というアリバイ作りに過ぎない。残念ながら内容が伴わず、「国民の健康」が、ざるの網目から抜け出てしまう。国民を無視したものだ。飲食店の経営に損害を与えかねないというのが、厳しい規制に反対する理由だ。
原発稼働とおなじで、リスクがあると分かっていて、容認するということだ。
実は私も学生時代後半から、就職した数年間は喫煙していた。当時は殆ど受動喫煙のことは考慮がなかった時代だった。喫茶店といえば、一服しながらコーヒーを飲むというのが当たり前の時代だった。しかし、ある時、職場の同僚がケガで入院した際、胸部レントゲンを撮った。彼はヘビースモーカーだった。撮影画像は、他の病気ではなかったが、喫煙の影響で肺の中が濁っていたそうだ。「多分の肺の中は真っ黒だ」と医師に言われたとのこと。
その話が職場で話題になり、皆で禁煙活動を行うことにした。その後、少なくとも別な先輩と私の二人は、今に至るまでの禁煙に成功した。指摘された彼は一時は禁煙パイポを加えてたが、その後、禁煙できたかどうかわからない。
タバコはそもそもニコチン依存といわれている。また、ニコチン以外にも発がんを促す多種の成分がその煙の中に含まれているとのこと。
コーヒーも嗜癖性があるが、健康への影響は自分自身だけだ。しかし、喫煙は自分以外の多くの人に害を及ぼす。今後改正案が国会に提出されるだろうが、「国民の健康増進」を最重点に審議をして欲しい。