冷戦時代に、あるいは最悪の場合はそれ以前に戻りそうな、ニュースが流れている。2月1日にアメリカがロシアに対して「中距離核戦力全廃条約」を破棄すると通告したという。IMFはアメリカ合衆国とソビエト連邦との間に結ばれた軍縮条約で、中射程の弾道ミサイル、巡航ミサイル(中距離核戦力(INF))を全て廃棄するというものだ。この条約によりかつての冷戦状態が解消に向かったのだが。
しかし、トランプ大統領は、今までもパリ協定、TPP、WTOなど国際条約等からの脱退や警告を発し、自国優先主義を疾走している。
今回のINF破棄も同様で、ロシア、中国を意識して、アメリカも中距離弾道ミサイルを配備するという意図も見えるという。
そして、昨年の米朝首脳会談以降、北朝鮮の完全な非核化は実現するのかがはっきりしない。北朝鮮はウラン濃縮施設が多数に分散されている可能性があるらしいという。この中で、第2回米朝首脳会談が予定されている。しかし、アメリカはじめ多くの専門家やメディアは、金委員長とトランプ大統領は取引により、「アメリカを射程とする弾道ミサイルのみの破棄」と「北朝鮮に対する経済制裁の解除」を認めるのではないかと危ぶんでいる。
アメリカの同盟国である、日本や韓国は極端に言えば切り捨てられる可能性がある。かつて、トランプ大統領は、「韓国に駐在する米軍の引き上げ」「日本の米軍基地は費用がかかりすぎる」と発言している。
米朝の成り行きを見守りながら、ロシアと中国もその支配力を広げつつある。
さながら“007”が活躍する世界が復活しそうだ。“007”のようにフィクションの世界ならよいが、核拡散の世界になるのは避けたい。
「再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」「自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務である」(「日本国憲法前」文より)・・・・・。
わが国は憲法に従って、自国を維持・発展するだけでなく、「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」(憲法前文)と主張して行くべきである。
しかし、トランプ大統領は、今までもパリ協定、TPP、WTOなど国際条約等からの脱退や警告を発し、自国優先主義を疾走している。
今回のINF破棄も同様で、ロシア、中国を意識して、アメリカも中距離弾道ミサイルを配備するという意図も見えるという。
そして、昨年の米朝首脳会談以降、北朝鮮の完全な非核化は実現するのかがはっきりしない。北朝鮮はウラン濃縮施設が多数に分散されている可能性があるらしいという。この中で、第2回米朝首脳会談が予定されている。しかし、アメリカはじめ多くの専門家やメディアは、金委員長とトランプ大統領は取引により、「アメリカを射程とする弾道ミサイルのみの破棄」と「北朝鮮に対する経済制裁の解除」を認めるのではないかと危ぶんでいる。
アメリカの同盟国である、日本や韓国は極端に言えば切り捨てられる可能性がある。かつて、トランプ大統領は、「韓国に駐在する米軍の引き上げ」「日本の米軍基地は費用がかかりすぎる」と発言している。
米朝の成り行きを見守りながら、ロシアと中国もその支配力を広げつつある。
さながら“007”が活躍する世界が復活しそうだ。“007”のようにフィクションの世界ならよいが、核拡散の世界になるのは避けたい。
「再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」「自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務である」(「日本国憲法前」文より)・・・・・。
わが国は憲法に従って、自国を維持・発展するだけでなく、「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」(憲法前文)と主張して行くべきである。