標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

ヒアリも嫌だが、身近にいるマダニにも注意

2017-07-16 20:19:39 | 家庭菜園
いくつも開きだしたエキナセア

本日の日記とは関係ありませんが、エキナセアの花が複数咲き始めてきた。もう一株芽を持っているので庭が派手やかになりそう。

ところで各地の港でヒアリが発見されている。最初はコンテナの中が主であったが、港のアスファルトの割れ目からも。さらに、内陸部でも見つかっている。どれだけ広がっているか分からない。

外来種のヒアリは生態系を乱すことと人間にとっては命の危険があるとのこと。二つの意味で怖い。

私が住むところには、場合によっては生命を脅かされるいくつかの生き物がいる。そのひとつはマダニだ。アリとは異なるが、草むらの中にいる。私はまだ刺されたことはないが、犬によくつく。わが家には5歳になる室内犬がいる。飼いたての頃は散歩から帰るとぬれタオルや犬用のウエットティッシュで足を拭いて室内に入れていた。あるとき、犬が座っていたリビングの床にゆっくりと動くものを見つけた。近づき凝視するとマダニだった。イエダニとは違い大きいので捕まえやすい。ピンセットでつまみ水を張った小瓶に入れた。

その後は、散歩の前にダニ防止スプレーをかけ、散歩後は足を洗い重曹を溶いたお湯で全身を拭くようにしている。

ところが、昨年犬の腹をなでていたら、小さな黒点があった。動かないのでゴミかと思った。ピンセットでつまみルーペで見たところ、左右8本の足がわずかに動いている。しかし、今まで見たマダニより小さい。念のためサンプルを持って動物病院に相談したところ、これもマダニだった。今年は今のところ大丈夫だ。

つい最近、北海道でマダニが媒介する感染症で亡くなった人がいる。散歩では犬ともども草むらに入らぬように注意したい。当地にはマダニ以外にも人間にとって危険動物はまだいる。追々機会があればつぶやきますが、悪しからず。
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植えてから5年たって花が咲いたヒメヒオウギズイセン

2017-07-15 19:37:47 | 日記

妻が花が可愛いからと言って5年前に山から採ってきた。庭に植えたところ今まで花は咲かなかった。やっと今年は一株だが咲いた。葉はショウブに似ているが、花はあざやかなオレンジ色。

名も分からなかったので、図鑑で調べたところヒメヒオウギズイセン(クロコスミア)という。ヒオウギズイセンとヒメトウショウブとの交配種。繁殖力が強く野生化しているという。佐賀県では条例で栽培が禁止されているとのこと。親株のヒオウギズイセンは南アフリカが原産地。外来種二世が生態系に悪影響を与えるということだ。庭に咲いて気付かされたが、確かに各所で見られる。将来、オオキンケイギクと同様、当地でも栽培禁止となるのかな?

昨年まではこの花の近くにキンモクセイがあり、うっそうとしてきたので形を整えるために剪定した。その結果、木の周辺が明かるくなり、開花したのかもしれない。最初は2、3株しか植えなかったし、その後も全く手を加えていない。でも、5年の間に3倍以上に増えている。これ以上増えると、ヒメヒオウギズイセン畑になってしまいそう。自主的に栽培制限をしていった方がよさそうだ。
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日本人の感受性、感受性訓練とは?

2017-07-14 20:27:33 | 日記

いつもとは違うジャンルのつぶやきになります。ご了承いただきます。

今日は雷雨。家に籠って図書館から借りている本を読んだ。「感受性」という言葉があった。私がこの言葉に最初に触れたのは大学時代だった。それ以来この言葉の意味合いについては、私にとって長年の課題となっている。

カウンセリングを学んでいた時に「感受性訓練(sensitivity training:ST)」を体験した。ごく簡潔にいえばより良い関係づくりのために自分と相手のことを理解するため集団で感受性を養う。10人前後のメンバーで、時間を決めたうえで輪を囲むように座る。トレーナーといい世話人はいるが、司会者でもないし積極的には話さない。話題もない。したがって始まりはしばらく沈黙が続く。やがてメンバーの誰かが、口火を切る。しだいに他のメンバーが参加するようになりグループが成長していく。

これらの訓練をするため3日間合宿訓練をしたときのエピソードに課題が潜んでいた。

その時のメンバーは10人ほどであった。合宿は毎日同じスケジュールだ。朝から夜まで食事やレクリエーションタイムの休憩を挟んで1時間半のSTを3~4回繰り返す。日ごろ講義を受けているスペイン人の講師がトレーナーだった。休憩時間に彼が畳に寝転がり、うたたねを始めた。メンバーのうち一人の女性が、そのトレーナーにそっと毛布を掛けた。居眠りでなく熟睡していたようでそのまま寝入っていた。

15分ほど経った時、トレーナーは起きだし怒り出した。「誰だよ。暑くて寝苦しかった。僕にはこの毛布はいらなかった」と。女性はもちろん、他(日本人)のメンバー全員は、彼の発言に驚いた。この女性は常に相手を思いやる気持ちのやさしい人だった。女性はトレーナーに講師として尊敬するのとは別に、好意を感じていた。私や他のメンバーの多くは、少々暑くてもこの女性の配慮に感謝こそすれ怒鳴ることはしないと思った。

日本と比較し欧米の文化の、特に心理面の違いを感じた。日本では、言葉を発したとしても、言外に配慮などの気持ちを込めて表現する。また、言葉の代わりに無言での行為で自らの気持ちを伝える。ある意味でこれらの言動を美徳として評価する傾向がある。しかし、欧米では自分の気持ちを言葉ではっきり伝えかつ行動にも表す。相手も言葉で表現する。言語によるやり取りが必須である。

このエピソード以来、果たして日本では感受性訓練は必要なのかと、考えるようになった。日本人は言葉でフィードバックしなくても行間でお互いの気持ちを読み取るという感受性は元々持っているのではないか。文化の中にすでに感受性を持っている。したがって、強いて感受性訓練を行わなくともよいのではないか。または、欧米の感受性訓練をとは違った角度でのトレーニングが必要ではないかと思うようになった。行間に秘めるのではなく、気持ちを言動でストレートに表現する訓練。あるいは相手を傷つけるのを恐れはっきり言わないのではなく、相手に反する意見や気持ちを表現するのに言葉で伝える訓練など。

政治の世界でもよく言われている。「相手に対してノーといえる外交」をと。

でも、実は私の中にもストレートに表現するのを躊躇する傾向がある。。上述した講師に言われた、「君は分からないところがある。しかし、とても日本を感じる」と。必要なのは欧米風の感受性訓練とは違った表現力を養うことではないか。私の疑問は未だに払しょくできていない。
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夕日の空に現れたサメ?幼少の頃の黄昏時を思う

2017-07-13 19:12:41 | 日記

蒸し暑い毎日ですね。こんな日は犬の散歩も夕暮れ時に行くようにしている。梅雨空の合間に夕日と雲が作り出した光景。夕日を背にした雲がサメのように見えます。でも、雲でできたサメなら襲われても大丈夫だ。などと他愛もないことを思いながら夕暮れの空を見た。下の写真は散歩の帰りでさらに暗くなり始めた光景。これを黄昏というのだろか? 沈む太陽を見ていた。幼少時を思い出した。夜祭を見に行くため夕暮れ時に家を出て神社まで歩いて行ったことがあった。

実家から1キロ半ほど離れた神社で夜祭が行われていた。当時は街灯もなく、家並みから離れた田んぼ道を歩いた。日没の直後だが西の空はまだほんのり赤さが残っていた。しかし、道ですれ違う人の顔も確認しにくく、神社に近くなるにつれ懐中電灯で照らし確認したものだ。まさに黄昏時だ。何となく子供の冒険心をあおる暗がりだった。黄昏の語源は「誰そ彼」で万葉集にこの言葉から始まる歌がある。顔が見えづらく誰ですかと問う表現である「誰そ彼(たれそかれ)」から「たそがれ」となったとのこと。

夜店でヨーヨー風船や焼きイカを買った。イカの香ばしさとカーバイトを燃やした匂いが今でも記憶に残っている。後で知ったことだが、正確にはカーバイトと水が反応してアセチレンが発生し燃焼する。独特の匂いもアセチレンとのこと。

梅雨明けも間近かな? オオッと、ニュースで予算委員会の閉会中審査をやるとのこと。単なる駆け引きでなく、意味ある内容であってほしい。
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鳥に突っつかれた食べごろのカボチャ、でもスープにして飲んだ

2017-07-12 19:27:59 | 家庭菜園
鳥が一撃した後かな?

食べごろになったなと思いきや、鳥のくちばしで突かれたようです。

カボチャの花

朝は花が開いている。しぼんだ花の下が膨らんでいるので実がなりそう。

膨らんだ実と収穫したカボチャ

膨らみ出し実らしくなりつつある。子供かな。今度は鳥に突っつかれないように。それと今回収穫したカボチャ。直径15cmくらい。裏側には鳥が食いついた跡があるけれど、こちら側は食べられそう。

冷スープ

採れたカボチャを冷スープの仲間に加えました。ベースはトウモロコシの芯です。これにカボチャとジャガイモを加え、塩コショウで味付けしミキサーで作りました。青臭くなく、甘みもあり飲みやすい冷スープでした。

午後は畑に出てカボチャ、なすやピーマンの花や実などを愛めでていたのですが、ぽつりと雨が降ってきた。遠くで雷も鳴りだしたのをきっかけとして、耳を澄ましてみた。遠雷をはじめ林からはシジュウカラらしき小鳥のさえずり、森からはひぐらしが涼しげに、空にはピーヒョロとトンビの鳴き声が聞こえます。それ以外の音はなく、改めて標高330mの静寂さを感じました。

わが家は本格的な家庭菜園とは言えないのですが、5坪くらい菜園があり所狭しと野菜などが植えてある。カボチャ、トマト、ナス、ピーマンなど食用にできるものが18種類。その他数種類のハーブ。それに庭にある草木類を加えると100種類は超える。これからも折に触れこれらの野菜、草花なども紹介します。
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