標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

光にきらめく大判草のドライフラワー

2017-07-11 19:43:07 | 日記
大判草のドライフラワー

大判草の花は大根の花に似ている。ドライフラワーは花弁でなく、果実の外皮と種を取った後の隔膜だ。とても薄く半透明で団扇のような形をしている。わが家の玄関の花瓶に挿してある。左上に窓があるので斜め上方から差し込んだ光に照らされて、ある程度透明感がお判りいただけると思う。

ヨーロッパが原産地でルナリアと呼ばれる。ラテン語のLuna(月)が由来という。日本では大判草の他、ギンカソウ(銀貨草)とも呼ばれる。いずれも貨幣にイメージを重ねている。しかし、日本に来たのは明治の後半だ。江戸時代を忍び大判をイメージしたのだろうか。光に照らされたドライフラワーを見ているとラテン語由来の方が的を得た表現のように思われる。

これは小判草

大判に対応するのは小判だ。わが家には小判草が庭にあります。これはイネ科なので稲穂のように首を垂れて咲く。縞模様と黄金色が小判を想起させる。繁殖力がとても強く放っておくと群生してしまう。今年は早々に刈り取ってしまったので少ない。

大判草の葉

昨年ドライフラワーを作った時の種を蒔いた。葉が出たところ。葉はのこぎりのようにギザギザでハート型。互い違いに生えてくる。昨年の秋に蒔いたので今年は花は咲かなった。来年は咲いてくれるだろうか?
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ウィスキー漬けの梅酒で猛暑に挑戦?

2017-07-10 19:35:22 | 日記
水と氷りで割った梅酒

今日も35度を超えた。扇風機で風を取り、暑さをしのいでいると、妻が昨年漬けた梅酒があるよと言って持ってきた。水と氷りで割ったもの。

梅の果肉もうまい

焼酎で漬けるのは一般的だが、知人からブランディ―でつけると一味変わった味だと聞き、わが家に在ったウイスキーで漬けた1年物。ウィスキーと砂糖に色を付けるために塩もみした紫蘇も入れてある。飲んでみると甘酸っぱくてうまい。梅を食べるのもまたよし。一般的な梅酒のような甘さが少なく、しょっぱさがある。熱中症防止になると思った。ただし、飲みすぎると後で汗が出る。加減して飲んだ方がよさそう。また、飲む前に塩もみした紫蘇が入っていることを知っていた方がよいかもしれない。

今年は梅の実が良くなっていたけれど、わが家ではブルーベリー・ユスラウメジャムやらっきょう漬けに代わった。梅を漬ける時、塩加減でだいぶ味が変わる。そのまま食べても、おにぎりとして食べても、お茶漬けにしても、おいしく食べられる。それに梅酒だ。いずれにしても塩梅(あんばい)がよければうまい。

梅酒を飲みながら国会の閉会中審査のニュースを視て思った。3月頃から忖度ということばが盛んに使われている。忖度は使われる場面により、良し悪しが決まる。文化的には奥ゆかしい趣があり好ましい。ところが政治・行政に絡むとよくない。塩梅という言葉も、忖度とは意味こそ異なるが、場面や使い方によっては、同じ様に好ましくないと思う。よい塩梅とは塩と梅酢の調味具合が程よいということだ。しかし、「よい塩梅」が右左(権力側か否か)どちらの立場を取るかで、忖度と同じで好ましくないことになる。常に国民の立場に立ったよい塩梅で使われてほしいと願うばかりです。
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川を掃除した、そして、その大切さを知る

2017-07-09 19:35:08 | 日記
清掃が終わった川

今日の気温は35度を超えた。例年梅雨明け間近かのこの時期に地域住民が集まり川の清掃を行う。県が管理する河川ではない、幅5mほどの小さな川だ。通常の水量なら短い長靴でも難なく渡れる。川とその周辺のゴミ拾い、木々の枝払い、草刈りなどを行った。昨年まではこの暑い日に通常はあまり使うことのない川の清掃を何故するのかと思っていた。しかし、今回の九州を襲った豪雨災害のニュースを見て、川の清掃の大切さを認識した。

小さな川でも土砂、流木、草やゴミがたまれば、山から流れた水をせき止める。数年前、この地方にも豪雨が降ったことがある。この川が注ぐ大きめで、県が管理する河川が氾濫危険水域に達し、河川周辺の住民に避難が呼びかけられたことがあった。この時は被害はなかったが、今回の豪雨の報を聞くと、過去に被害がなかったからといって油断できない。

川底が見える

とにかく暑かったので、2時間の清掃予定時間のところ30分ほどで切り上げた。でも、きれいになった。小さな堰の下は水がたまるので水深50cm位だろうか。清掃のお蔭かどうか、水が澄んでいて川底が見える。ああ、気持ちもすっきりした。

ノウゼンカズラ

清掃からの帰り道、ノウゼンカズラが空に映えていた。暑さを感じると同時に盛夏に堂々としたあでやかな花に圧倒される。
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食べごろになったらっきょう漬け

2017-07-08 20:16:24 | 日記
左が塩漬け・上が甘酢漬け・右は古漬け

わが家では妻がよくらっきょうを漬ける。右のこげ茶色のものは、5年前に漬けた甘酢の古漬けで、年数と染まった色には敬意を払いたい。しかし、やわらかく酸っぱくなり味はだいぶ劣る。左と真ん中は2週間前に漬けたもので、食べごろになってきた。シャリっとした歯ごたえ、口の中に広がる味と香りはらっきょうしか味わえない。後味を一人で味わうのも楽しい。でも、しばらくはあまり人と話すのは好まない。

瓶に入れた甘酢づけ

土の付いたらっきょうを頂いたので根や芽先をとるのが大変でした。2.5kgほどあり、妻と二人で根と芽先をハサミで切り取るのに半日かかった。2kgを甘酢漬けに、500gを塩漬けにした。

漬けてから2~3日すると瓶が置いてある台所がだいぶ臭くなった。昔、私は農村地帯に住んでいたので、どの家に行っても似たような匂いが漂っていた記憶がある。今のわが家はいわゆるLDKとして設定したので炊事するところはキッチンと呼ぶのが通常だ。しかし、漬けものなどの保存場所である床下を開けるとらっきょう漬けの匂いが鼻をつく。この時ばかりはキッチンではなく台所と呼ぶに限る。

茶漬け

今日は35度で蒸し暑かった。こんな日はらっきょうの冷茶漬けが似合うと思う。
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今シーズン初めての朝顔が咲きだした

2017-07-07 19:46:41 | 日記
みずいろの朝顔

お父さん早く来てと妻の声が庭から聞こえてきた。外に出てみると鉢植えの朝顔が咲いていた。毎日庭に出ていたのに気づかなかった。多分今朝が、今シーズンの初めての開花だったのだろう。久しぶりに晴れた朝だったので、一層朝顔の青が映えていた。

中学の1、2年の頃だったか、夏休みに当直の先生、同級生と私の3人で宿直室に泊まり込んだ。私たち2人の夏休みの研究課題で朝顔の開花状況を観察するためだった。朝顔は日が沈んでから9時間ほどしてから開花する。まだ日が昇る前の午前3時ごろ先生に起こされて、暗闇の中で観察を始めたのを覚えている。それにも関わらず、何故か開花した花の思い出はない。

観察もワクワクしたが、学校の宿直室に泊まり込むのが何よりも心踊らされた。廊下と窓の外の暗闇に恐怖心と同時に好奇心も沸いていた。2人のためにチャンスを作ってくれたのは、今思うと貴重な体験だった。当時は先生に感謝の言葉は述べなかった。今更ながらも先生に感謝です。

大きな器で回遊するメダカの稚魚

瓶に入れておいたビオトープを直径25㎝位のガラスの器に移した。狭い世界から移ったメダカたちはまさしく水を得た魚でした。広い外周を泳ぎまわっている様子は早朝の朝顔と併せて、見る私たちにひと時の涼を与えてくれました。

九州では甚大な被害が出ています。被災地の方々にはお見舞い申し上げます。

本来は防災林であったはずのものが、今回は流木となって被害を増大したようです。日本の国土に対する森林面積は約70%とのこと。平野部には建物がここ狭しと林立しています。しかし、今後は都市部の開発だけでなく、森林部の防災を根本から見直す。つまり、植樹するだけではなく風雨に耐えうる安全な開発を研究・実践し、安心して住める森林になったらよいなと思います。我々の子孫のために誇れる未来遺産づくりをしたいものです。
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