芸術というものが教会の歴史とともに培われてきたことは、
西洋の礼拝堂を覗いてみれば、歴然としている。
日本でいうと大仏ということになるのだろうが、
色彩において真逆な世界観を作っている。
ご覧下さいませ、上の写真を。
大聖堂は17世紀の建築物。日本では、江戸時代が始まった頃・・・。
日本では世界に誇る浮世絵があるもんね、
とつい対抗心を持ってしまうのだった。
金色に輝く額縁の中の人は
聖ルカ(「ルカの福音書」の著者で聖パウロと共に
マルタ島に漂着した)でビザンチンのイコン。
相変わらずにすごいのは床である。
華麗に色大理石でかたどられた(ほとんど絵のようになってます)
墓碑である。それを踏んづけて歩くのである、
なんというぜいたくか!