国立西洋美術館が熱かった。
100分待ちのプラカードを見ながらもひるまず、
私たち家族は列に加わった。
入場券は招待券だったし、
無料の気安さから
2月~始まっていたというのに
残り2週間を切って、
ようやく鑑賞しようと上野に出向いた。
が、土曜日(6月6日)に来て 100分待ちを見て、
すぐ諦めてしまったが、
さすがに二回目の昨日は粘ることにした。
しかし、それが間違いだった。
100分というのは「多分、100分かなあ」くらいの基準であって
実際は140分は待ったと思う。
こういうときはiPodを持っていた娘や
最近iPhoneを買った夫などは余裕だったよね。
娘は音楽を聴いたりゲームをしたり、
夫はiPhoneでテレビを見出すしまつ・・・・。
私は?しかたないからただ無の境地でボーと待っていた。
要領のいいカップルが
私たちを抜かして
かなり先に美術館へと入場できたのには腹が立ったが、
私たちよりうーんと要領の悪い家族連れが
私たちの随分後に追いやられていたのには同情した。
(私たち家族より前に並んでいたのに)
そんな風に要領のいい悪いで待ち時間が
30分はゆうに変わってしまうのだ。
で、私はただフェルメールを観たかっただけなので、
フェルメールを観たらあとはスタスタと歩いただけ。
2時間20分待ってようやく入場でき、
30分もかけずに見終わってしまった。
フェルメールは額にガラスがはめられていて反射でよーくわからなかったし、
人混みの中ようやく近寄れたんだけど、
それだって1㍍は離れてたかな。
よって、「ルーヴル美術館展」へ行くくらいなら、
お金かけて本物のルーヴル美術館に行くべし!
と当たり前のことを思いました。
主催する側は人が多い方がいいのだろうけど、
予約制にするとか
適度にゆったりと見られる工夫をすべきですなあ。
ニューヨークのMOMAで
「マチス展」をしたときは
切符は何日の何時からと予約制になっていたし、
フランスのエクス・アン・プロバンスでやっていた
「セザンヌ展」も
人数が適度になるように
予約制になってましたよ!
ただその予約券をゲットするのに並ぶんだけどさ。
そうそう内容は”17世紀ヨーロッパ絵画”
なので、どちらかというとオランダ絵画が目立ったかな。
レンブラントとかフェルメールとか。