日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

-------マルタ島、最後の晩餐

2025年03月05日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
(07/08/29)

マルタ島最後の食事にふさわしい、レストランを探せ!
ヴァレッタのメイン通り(Republic Str)
をきょろきょろしながら娘と歩く。

マルタならではのものを食べておきたいなあ、
と思っている私の横で、娘が
「ママ、トマトスパゲッティのあるお店にしてね」と言ってきた。
子連れの旅では食べてもらうことに意義があるので、
あまり偏りは気にせず、
毎日食べたいものを食べさせている。

その結果、彼女は連続4夜、トマトスパゲッティを食べることになった。
親として「ママが野菜系を頼むからそれもちゃんと食べなさいよ」
と条件を出すのも忘れない。

ピザの専門店があったが、それでは2人の要求は満たされない。
すぐそこにシティ・ゲート(出口)が見えてきて・・・、
レストランはもうないのか、と諦めた瞬間、
あったーと嬉しくなったのが、この写真のレストラン(上)。

高い天井が、気に入った!
と娘と目を合わせて、即決して入る。

もちろんエントランスにはメニューも出ていたから、
スパゲッティがあるのは確認済み。

「マルタ伝統の料理」という項目もあって、
母と子、2人の要望通り、胃袋は満たされるに違いない・・・、
そう思って嬉しくなった。

とっても優しそうなお兄さんがメニューを持ってきてくれた。

メニューの「マルタ伝統の料理」の箇所を見る。
ビーフ・オリーブ、これはもう食べた。
マルティーズ・サラダ、これも食べた。
え、食べてないのは
ウサギの肉とローストチキンだけかあ、
うーん、ウサギは駄目だろう、そんなことを思っていると。

決めてないのに、お兄さんがオーダーを聞きに来る。
こんな時、小心者で、ついテキトーに頼んでしまうのが情けない。
客なのだから、えらそうに
「まだ、決めてないから、後でまたきておくれ」と言えないものか・・・。

とっさに、「ローストチキン」と言ってしまった。
あ、野菜を娘に食べさせなければ、と思い出して、
「野菜はついてますか?」と聞くと、
「ついているよ」というので安心して頼む。
マルタでは付け合わせに野菜もたっぷりとついてくる。
それを知ったとき、本当にうれしかった。

娘にはメニューになかったが、
「トマトスパゲッティはある?」と聞くと、
大抵のお店はメニューになくても手抜き料理なので「いいよ」と
作ってきてくれる。

まるで、ケチャップを混ぜただけのようなスパゲッティが運ばれてきた。
文句は言えまい。
でも、娘は美味しい、と満足している。
どれどれ、と私も食してみたが、本当に美味しかった。
味はちゃんとしていた。
見た目ではわからないものだ、と反省した。

さて、待ち遠しい、私のチキン。
それが・・・・、




これであった。

おー、どうしよう。

私はひるんだ。北京ダックのようなたたずまい、いや、お姿。
私は美味しいことが分かっていても北京ダックのお姿が苦手。
きもちこのように北京ダック系の有り様だったので、
肉にナイフを入れるのに勇気がいった。

日頃娘に「好き嫌いはよくないのよ」なんて言ってきた自分を呪った。
母の威厳(もうないか)を保つため、頑張った。

娘が協力してくれた。食べるのを手伝ってくれたのだ。
ポテトフライだけだけどね。

さて、味は? というと
チキンと一緒に、お兄さんが持ってきてくれたマスタードのおかげで、
「よかった味がする」という味だった。
しかも、そのマスタードが初めてのテイストだった。
なんというかちょっとコンソメ系な味付けがされていて、
美味しかったのだ。救われた。

今となっては比べようもないが、
ウサギの方がよかったのかも・・・・。

お店の隅にはビリヤードやバーがあって、
地元と思われる人たちがくつろいでいる。

天井が高くてすごく気持ちいい空間なのに、気取ってなくて、
値段も実に安かった。

文句は言えまい!
美味しいマスタードに出会えたのだし。
と、支払いのレシートを見て、
どうにかこうにか「最後の晩餐」を満足することができた。


(蜂蜜色の建物が海の青さに
引き立てられ、
マルタは夢心地な風景
を作る。)




(余り🌲木々にはお目にかからないが、
そのせいが緑が顔をのぞかすと
魔法のように豊かに映える)

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