大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

津野山神界 3 恵比寿様

2021-04-02 05:32:00 | 神仏について

金刀比羅様へのお詣りが終わりました。その山頂から隣山へ続く小道を行くと、昔恵比寿様をお祀りしていた場所があると聞いていたので、私は初めて行きました。


母と妹が最初に行ったとき、そこは驚くほど綺麗で眩しかったそうです。その写真を見せてもらいました。恵比寿様のようなお姿が御神木と思われる木に顕れています。


金比羅様の山から続く小道の途中に椿が自生して咲いていたり、霊芝のサルノコシカケがあったりと不思議で神秘的でした。




サルノコシカケは、木の髄までエキスを吸ってしまうのでその木は枯れてしまいます。その霊芝とも呼ばれるキノコも他の生き物の命に繋がるのだと思いました。


妹や母が綺麗にしたのもあったとは思いますが、長年誰も参拝しないわりに小道は参道である雰囲気を保ち続けていました。







そして参道の小道を通って三つ目の山にいき着くと、御神木だと誰にでもわかるほどの大木が沢山の幹を四方八方に広げそびえ立っていました。




まるで、木がこの地の人々が辛い時は、沢山の腕を広げて1人残らず救いましょうといっているように私には見え、木そのものが千手観音が手を広げているかのような、そういう感じのする御神木でした。手を合わせてお詣りしました。





昔は、自然の精霊が母なる大地からのエネルギーにより至る所にいたはずです。昔ながらの懐かしい自然の風景は、何故か心の故郷のようにも感じます。


自然を破壊することは、心を枯渇させることにも繋がると思えました。また、自然を傷つけ続けたことが、昨今の異常気象や自然災害の種となったのかもしれません。


津野町力石の自然、山や川、森やそこに棲息する様々の生命の息吹を全身で感じることができました。津野町力石は、目に見えない精霊たちにまでも思いを馳せる事が出来る地だと感じました。


【千手観音画像は東寺ホームページより】