25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

腰抜けども

2019年10月20日 | 日記
イギリス初の女性首相だった「マーガレット・サッチャー」が、何度も閣僚や議員を評して、口にした言葉。歴史が長いと、特権階級や資産家の何代目かが議員や閣僚の地位につく。金があって、頭がよくて、血筋もいいのだから、国の行政の大事な仕事について、日々安定した給料と特権階級の生活を手に入れる。

同じことは、今の日本でもどんどん起きている。で、社会情勢や国家の財政が安定していれば、なんら問題はないが、そんなに世間は甘くないし、社会はどんどん変化するし、国家の中枢部分が、甘い現実認識と事なかれで、今日の平穏が永遠に続くように問題先送りする「決断」を継続するから、当然、右肩下がりの社会情勢になる。

行き着くとこまで行って、問題が大きくなると、どうしていいか分からずに右往左往。喧々諤々、議論に議論を重ねるばかりで、問題解決も新しい時代を切り開くこともできる訳がない。

「イギリス病」と、昔はよく言われた。今も、EU離脱問題で、全く同じことを繰り返しているイギリスは、まさに漫画のような「腰抜け」国家とも言える。原因は、社会の階層が新陳代謝しないからだ。アメリカや日本も同じ道を歩いている。広がり続ける所得格差の上に、次世代が育つから、当然、そのようになる。アイルランドのテロを抱え、移民問題を抱え、貧困とプライドと治安の不安を抱え、かつ、資源に乏しく、工業生産力もない。

イギリスを教訓にすれば、アメリカや日本では、億万長者の相続税を100%にして、全部国家のものにして社会還元する。そうすれば、2世も3世も自力で生きるしかないし、自力で億万長者になった人物も、我が息子や孫に残せないとなれば、生きている間にバンバン金を使うだろうし、欲にも限度があることを自覚するだろう。



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