コトバは、コトバの歴史があって、
いろいろな分野や立場で語られた地層がある。
それが、自分で回転を始めて、
自分だけのコトバとなっていったり、
コトバの自己増殖で拡散していったり、
コトバの夢の島に、立ち上がることもできそう気までする。
だけど、コトバは、対象を共通にする人と人を繋ぐ媒介となるのがその役割だろうから、
モノや自身との手がかりとしてのコトバも、
その関係を示す他の手がかりがなくな . . . 本文を読む
コトバも画像も
それ自体が、自律的に動いているわけではない。
世界の始めにコトバがあったわけではなく、
喜びや悲しみ、そして叫びが時を経て、コトバという媒介になったに過ぎない。
どちらも、対象と身体の関わりを、表現し、記録してきた。
イベリア半島やサハラ砂漠の洞窟には、描きつけた絵が残り、
身体には刻み付けた刺青や化粧がほどこされる。
それらを記すこと自体が、社会的な秘儀であり、マツリゴト(祭 . . . 本文を読む