『魂のレイヤー - 社会システムから心身問題へ』西川アサキ著 青土社2014年6月10日発行 読後のメモ
社会システムから心身問題を縦断をするこの本は、コミュニケーションによる社会システムの入り口から、脳や臓器の枠をこえた工学的な心身問題へとの出口で終わった。言語で表現し得ないコトをガタリ・吉本隆明の構造図で示し、著者の言葉で、エッセイ・小説に記する。出口は、工学的な心身問題、シンギュラリティ、人口知能との関わりへ。
では、個体の知能の外部化と、社会・政治の工学的システム化と、どうカップリングしてゆくのか? まさか、すべてがマーケットの俎上に?
この縦断本は、私の「モノと心の独り言」までも縦断させてくれた。建築科学生時代の出発点:「社会と政治、心と身体の関わりに関する疑問」からの彷徨を、分野図に落とすことができた。
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