モノと心の独り言

コミュニケーション/メディア/コミュニティ ココロの建築家になりたいと・・・ 

東京都知事選に見えてきた 理念・制度社会からデータ・制御社会の政治

2024-07-09 01:11:36 | コミュニケーション-メディア
東京都知事選での石丸伸二候補の活動や獲得票数が、マスメディアもこぞって取り上げる選挙後です。日本現行の政治・選挙運動概念、マスメディアの公共幻想による評価軸のズレが顕著なので、独り言に記しておきます。 軍人系・信仰系から産業系・文化系の統治者選出は、人格政治志向で、知名度が高いMC出身の小池知事3選と、まだ続く。しかし、アナリスト出身の石丸伸二氏が安芸高田市長をへて、ネット・メディアと街頭演 . . . 本文を読む

『ケアとデジタルによる近接のデザイン』で、近代の’距離の都市’から、’近接の都市’へ、近接プラットフォームづくりの手がかりは?

2024-05-25 18:38:23 | コミュニケーション-メディア
ここちよい近さがまちを変える/ケアとデジタルによる近接のデザイン: Ideas for the City That Cares エツィオ・マンズィーニ (著), 安西 洋之 (翻訳), 山﨑 和彦 (翻訳), 本條 晴一郎 (翻訳), 森 一貴 (翻訳), & 2 その他 解題すれば、人の気遣いをリアルとネットにより自律・持続できる人・コト・モノの有り様、とでも言い換えられます . . . 本文を読む

ソト暮らしは、外部空間だけでなく、心身を開くアートからも。漆象作家:山岸厚夫さんとJINMOさんの対談と演奏に触発されて、シュールレアリスムの現代性を

2024-05-05 02:45:51 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
生活のなかで、自然(意図して作られていない、ままならない現象)も、人工(作った機能だけでなく、多様な関わりを生じるもの)、神経系と器官系の心身と呼応していること自体が、希少な人の技(アート)なのだと。漆象作家:山岸厚夫さんとJINMOさんの対談と演奏に触発されて、シュールレアリスムの現代性を . . . 本文を読む

『知覚の哲学: ラジオ講演1948年』を読み込んで、環世界+環情報世界への入り口を ’差分を表し続ける個人’ として歩む

2024-01-13 19:38:22 | 基本的なコト
知覚の哲学: ラジオ講演1948年 (ちくま学芸文庫) 文庫 – 2011/7/6モーリス メルロ=ポンティ (著), Maurice Merleau‐Ponty (原名), 菅野 盾樹 (翻訳) 第二次大戦後の1948年のラジオ講演でのモーリス・メルロ=ポンティ(以下メルロ)の思推の体系と、訳者菅野盾樹氏による丁寧に解説をまとめた本書です。 二つの世界大戦をへながら、哲学の志向性 . . . 本文を読む

『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』 下西風澄著を読み終えて、「モノと心の独り言」の道筋が

2023-12-17 02:15:08 | ブログ「モノと心の独り言」のご案内
『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』 下西風澄著を読み終えて、 『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』 下西風澄 著を読み終えて、続けてきたこのブログ「モノと心の独り言」の、辿っている道筋がみえてきた。 文明開化を実践しようとした夏目漱石は、日本のヴァーチャルな『自然』と『主体』との困難に、引き裂かれた。私はその逆に、戦後の米国教育での意識による行動に、自分の身体が裏切ったことに . . . 本文を読む

愛知県西尾市 三代にわたって医療・介護のネットワーク事業を組織化してこそ応え続けられる地域のマイクロ・ニーズ 

2023-07-11 17:26:20 | 暮らし・街・環境
1999年から2003年にかけてコーディネートした厚生労働省支援事業(医)仁医会・特養「せんねん村」医療・福祉総合情報化(電話・PC連携システム:沖電気)で関わらせていただいた、仁医会の方から、三代目の理事長中澤 信 氏の著作発刊の知らせをいただきました。『マイクロ・ニーズ 地域の小さな声に応え続ける、医療・社会福祉法人の取り組み』中澤 信 (著)『いのちの輝きにふれていたい 特養「せんねん村」魂 . . . 本文を読む

「脳と身体と世界が再統合」される世界感とは、どんな世界意識観だろうか?環情報世界を納得するために

2023-06-02 15:45:13 | 基本的なコト
古代から中世までは、世界の一部として成り行くか、唯一神を畏れるか、憧れるか。近代自我による合理的思考は、自然に対立する人工世界を拡大した。そして、センシングデータで明らかになった脳と身体と世界の環流は、環情報社会とか、デジタル・ネイチャー上では、動き・感じ・調性しあうコミュニケーションの状態と、ニコラス・ルーマンの論内に居る。身体が動き続け、差異を感じ、解消し続けて、自らの安定を求め続けあう、コミ . . . 本文を読む

ChatGPT以後の人の領域を浮かび上がらせている 『現れる存在 脳と身体と世界の再統合』 アンディー・クラーク著

2023-05-24 14:38:13 | 基本的なコト
『現れる存在 脳と身体と世界の再統合』 アンディー・クラーク著 邦訳は2012年だが、生成AI:ChatGPT3が公開された後に出版された文庫本で読み返してみたら、この「モノと心の独り言」の好奇心の全景が浮かんできました。モノと心の関わりを意識し始めたのは、『時間・空間・建築』に取り組んでいた頃、状況にたいする心と行為の乖離がきっかけです。身体体験と言説の拾い読みの長い月日の果て、センシング . . . 本文を読む

#○○駅ごとで、タグり合い、熟成させるシビック・プライド、関係人口増 「まちの気の子」を育て・面白く過ごす世へ

2023-03-30 12:43:47 | コミュニケーション-メディア
今、まち育てを志す人達とで、納豆菌研究会を続け、準備を進めているNATTOWORKの根拠です。 生存条件を満たした戦後高度成長の後、次なる面白さを見つけがたい飽食・「平和」の日本に棲む人が、今、環情報世界に生き返る手がかりは?  「面白く無き世を 面白く 住みなすことこそ わが人生なれ」は、室町時代の茶人・千利休。 グローバルに流れる刹那的な刺激の氾濫に流されるだけで、情況への関心が薄れ . . . 本文を読む

コロナ禍心情は、志村けんさんの死に始まり、WBC優勝で終わる? 成り行きの国、日本→ちゃちゃちゃ

2023-03-23 07:17:25 | 空、ココロ模様
ユーラシア大陸東沿海の南北に長い山岳地70%、川で削られた谷とささやかな平地が散在する日本列島。亜寒帯・温帯・亜熱帯にまたがるモンスーン気候で、花鳥風月、季節と伴に移り変わり、地震・火事・水害・疫病の災害離島が、平家・藤原の戦い、戦国時代関ヶ原以来は、大きな内戦はなく、大東亜戦争は、無差別な空からの空爆・原爆での敗戦、日米安保条約での兵站拠点であることの自覚はない。 西欧は、文字・記号から自己改 . . . 本文を読む

ウクライナ『東部戦線異状なし』・・・トルコ震災支援

2023-02-28 04:49:12 | 空、ココロ模様
レマルク著の『西部戦線異状なし』は、国民戦争を描いたが、戦線にいたのは徴兵に応じた兵士だった。そこはアルザス・ロレーヌ、鉄鉱石などの資源地帯だった。朝鮮半島38度線は、イデオロギーではなく、北部の資源戦だった?中東は、オイル資源戦、持続中。アフリカの局地戦は、プランテーション農業での単一作物栽培で荒廃した商品作物市場戦ではなく、レアメタルなどの資源戦。 では、ウクライナ。戦争資源が枯渇して自 . . . 本文を読む

ChatGPTも夢の途中

2023-02-22 05:54:43 | 基本的なコト
ChatGPTでざわついている昨今、テキストや画像/音像だけでなく、いろいろなセンサーネットワークとIoTがつながって、AIは更に深く学び、社会的外部記憶表現をしてくれるだろう。生を受け、動き、感じた刺激の集積回路を繋ぎ治し続けている’脳’という刺激の交差点は、個体身体が動き世界と接し続けてゆく果ての死の瞬間まで、夢をみているだろう。『Mind in Motion 身体 . . . 本文を読む

GDPと併存できる、共生社会:Co-Well being:の指標をGDC

2023-01-01 11:08:01 | 基本的なコト
誰もが自由にならないモノは、誕生。他者に渡せないもの、命。独りが関わってきた重なりは、意味。他との関わり、他者との意味の重ね合いが、価値。関わり合いの手がかりがモノ:交換手段:通貨に換算されてきた。 今、関わり合いの手がかりがモノではなく、社会的な記憶としてデジタル・ネットワークに残し合えるようになってきた。 モノとしての私有・独占される稀少な資源から加工品の交換手段である通貨。稀少で数え . . . 本文を読む

stay soft !!   David Sim Tokyo2022

2022-11-19 10:10:01 | ブログ「モノと心の独り言」のご案内
2022年11月16日 CityLaboで開かれた、『"スロー”を実感できる場所 〜Soft Cityをつくる小商い建築たち〜 「ソフトシティ 人間の街をつくる」「小商い建築、まちを動かす」刊行記念トークイベント』で、愛読書「SoftCity」著者のデイビッド・シム氏にサインをもらって、喜び溢れての独り言。 1969年に意識と身体のズレを実感し「' feeing like ins . . . 本文を読む

『会話を哲学する』を読んで、対話では無く、会話こそ社会を自己組織化しつづけるコミュニケーションだと

2022-10-21 04:24:14 | コミュニケーション-メディア
『会話を哲学する ーコミュニケーションとマニピュレーション』三木那由他/著 会話には、二重の機能がある。 コミュニケーション 約束事づくり マニピュレーション 情況づくり 対話では、個人同士での約束事や情況がつくられてゆく。本書では、コミュニケーションを情報のキャッチボール:伝達モデルとしての伝達・認知・認識・反応を繰り返しではなく、互いの約束事づくりの多様な側面を、コミックの中の台詞を分 . . . 本文を読む