はじめから考えてみると
・選挙とは
→ 選挙域内の状況/課題/目標を探り政策を立案/促進する代理者を選ぶこと?
・状況とは
→ 地域の気候・地勢・資源により、生存/統治/生活・経済活動/文化の総合状況
・課題/目標とは
→ 地域内で不足していることを補い、志すこと
・目標の内容
→ 治安/生産/生活・経済・交易指標:生活充足度
だから、官僚/行政と市場/事業組織と生活行動の活動記録が累積/分析/伝達されていれば、
選挙民は、選挙立候補者のその地域の課題/目標の理解・解決策・立法力・施行経過・結果観察力などの資質を選ぶ事ができる。
2016年10月24日 Innovation Nippon セミナー
「2016年アメリカ大統領選とソーシャルメディア」を抜粋映像で読み取ってみると
アメリカ大統領選メディア メモ映像
人格と感情で選ぶ選挙投票は、生活心情の発露であって、ワシントン政治のレールを外れてしまった。
アメリカ合衆国は、歴史的に持続してきた気候・地勢・資源・統治の地域から、生活・経済活動/文化(信仰)の自由を求めた移民の州の集合体。
その自由の地でそれぞれの生活文化で群れながらも、経済活動・社会的地位のために移転を続け、工業化・情報化を進めてきた。
新たなる西部、新たなる世界市場、モノからサービスへ、そして金融市場へとの経済世界の拡大から、落ち続ける人が累積してきたのが現在。
米国大統領選でのIT利用は、まず選挙資金募金から。TV選挙からハイブリッド・メディア選挙となれば、その資金調達が投票も決める。
「イデオロギーが終焉」し、グローバリズムと民主主義の対立が顕在化し、人命尊重や環境変化よりも、ローカルな生活不安感情とローカルビジネス成果が優先された選挙。
日本の選挙メディアに期待すること メモ映像
日本の選挙メディアは、どう動けるのか?
ソーシャル・メディアとマスメディアの繋がりを深くすること、そして、選挙資金の間口をクラウド・ファンディングなどで広げることも。
しかし、投票率を上げる施策は、当事者意識が持てる情報がでていないこと。だから、高齢者/既得利権者が中心の投票であり、多数決制の勢力争いという政局はあるが、政策は問われないことがつづく。
メディアが選挙に求められるのは、先ずは、立案/実施された政策の経過・結果がどうなっているのか「状況」を伝え続ける事。
それは、これまでの行政の成果報告レベルではなく、実体を測り/記録し/分析しつづけるシカケが必要。
ICT革新が、言葉/文字/印刷から図/写像/映像/VRと、抽象化から具象化・心情化と、人間の二次刺激メディアの拡張を進め、
パーソナル・メディアの拡大から、パーソナル・マスのハイブリッド・メディアが、ネットワーク環境で拡張してゆく。
今後、AIが、人間の外部自律記憶行動体として増え、IOTによりモノがネットワークと繋がり、人の内部情報(内臓/筋肉/反応)がデータ化かされてモバイル・ネットワークで繋がれば、状況の生データが流通する事になる。
このビッグデータ/データガバナンスの基盤が整えば、その地域の状況の中で、課題と目標:絶えず差異を意識し求め続けられる人の資質を問い、選ぶ事も可能になる。
日本は、移民の国ではない。極東の資源僅かな災害列島が、言語・文化を擦り合わせながら、工業化/情報化を進めてきた国。
木石までも神格化し、表音/表意の文字/図象は音像/写像/映像からVRまで境界の少ない感性で、自然から社会の動きに反応する国民。
出来得れば、その生活事象へのハイブリッドな感受性を活かして、センシング/データ化/分析/シミュレーションに活かせないか?
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