のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

カギは気休め笑いの種

2008-02-06 | 日記
 気持ちよく眠っていました。寝ている場所がトレーニングルームのマットの上だとは思えないほど、気持ちよく寝ていました。そこに電話。日本から取材のことで。まだ8時前。電話を切ると、カギが折れてアパートの中に入れないでここに寝ているという現実を思い出し、それ以上はさすがに眠れませんでした。
 もう、日勤の方々がきて仕事を始めていました。
「おはよう…。」
 まだ眠い顔のまま訳を話すと、笑われたり、可哀そうがられたり、びっくりされたり。
 アパートに戻りました。オフィスが開くのにほんの少し早い時間。ドアの前で時計を見ながら待ちました。
 ドアが開き事情を説明すると、「そうだったの。じゃあ新しいカギをあげるわね。」と、まるでよくあることの様な対応。「でも、カギの先の部分は錠に入ったままなので。」と言うとメンテナンスの方を手配して下さいました。
 部屋に戻ってメンテナンスの方に訊くと、めったにないことと言いながら、慣れた手つきで作業をします。私は錠の部分を全部替えなければいけないと思っていたので、大掛かりな作業になると思っていたのですが、ドライバーのようなものを使って数分のうちにドアを開け、それからカギの折れた部分を取り出してしまいました。こんなに簡単に開いてしまうことに少し不安を覚えながら、一日がこれに割かれなくて良かったと、部屋に入りました。
 仕事に行って友達に話すと、「電話してくれたらよかったのに。」と言いながらみな笑いました。自転車のペダルのことを覚えている友達もいて、「よく金属折るね。」とからかわれたり。

 今日は寝不足なので少し筋肉が硬い感じでした。でも、一回目も二回目も「今日は友達がきているからよろしくね。」と言ってくれる友達がいました。偶然ではないな、と思いながら感謝しました。