時々深呼吸

　ピラーティスの先生がお休みで、その時間ストレッチをじっくりしたお蔭か、今日は身体が整っている気がしました。痛みはまだありますが、確実に回復に向かっている感じです。辛抱辛抱。今日も我慢して、使わないようにしました。
　カツラ担当のジェニファーが、私のカツラの準備をして下さっている時、他のカツラ担当者とのやり取りを見ることになりました。彼女と私の目が合い、「時々深呼吸をしなくてはいけないのよね。」と彼女がため息交じりに言うので、私は「あなただけがプロフェッショナルだからね。」と思わず口にしました。すると彼女は、「あなたは平気なの?」と。私も何度もそのことで辞めようと思ったことはありました。でも、私は幸いにも自分だけで究めていけるところがあります。すると彼女は、「ここにカーテンがあったら、私ももう少し続けられたかもしれない。」と言いました。その後、頭の型を取る時に、それを担当するもう一人のカツラ担当者は遅れてきました。のろのろとしているその人を見て、ジェニファーは代わりに始めてくれたのですが、資料など何も残しておらず、それを知りまた苛々していました。仕事を確実にこなしてくれる彼女は、残念ながらここを去っていきます。
　本来開いているままのところで、ケイジが閉まってしまいました。いつもと少し違う気がしたので、確実にするように足で押してみましたが、上手くいきませんでした。昨日も少し変な気がしたのですが、シェリーがプロップスに伝えたというので大丈夫と思っていました。私とシェリーの問題は、違ったのかもしれません。自分で確認すべきでした。反省して、二回目のショーの前にケイジを確認しに行きました。すると、以前無かった“ケイジ入れ”の様なものが出来ていて、ケイジはそれに納まっていました。どうしようかと思っていると、丁度プロップスの方がいらして、そこからケイジを出して一緒に確認をして下さいました。やはりまだ問題がありました。開けても跳ね返ってくるような感じです。磁石を新しくして下さったのですが、開け閉めの問題かもしれません。蝶番か、そこに絡まる縄の問題かもしれません。力強く開けて磁石につけるようにしました。
　ヤンチャオは、久しぶりに双子の男の子の代役を務めました。以前代役をした時から、何と九カ月以上経っているというのに、全部のシーンをリハーサルすることなくの本番でした。終わるとほっとして、「昨日は寝られなかったんだ。」と言っていました。