飛び鉋や刷毛目の土を感じるうつわを制作される近藤康弘さん
昨年には、念願の薪窯も築窯しました。
今回のうつわも薪窯焼成です。
フラットプレートは、8寸と6寸の2サイズ。
細やかな飛び鉋が美しいです。
アクセントのある刷毛目もいいです。
パスタにもおすすめのオーバルは、3色。
灰被りや窯変もありますが、近藤さんらしい色使いです。
腰の落ちたマグカップは、安定も良さそう。
スープカップの口縁は、縁返しで厚みを持たせてあります。
マグもスープカップも外側に飛び鉋が施してあり、見た目の変化も手触りも楽しいです。
そして、パンに合うというテーマから少し外れるかもしれませんが、定番の蓋物も届いています。
塩壺にすると、うつわが水気を吸って、お塩がパラパラになります。
手先が器用とは言い難い、近藤さん。
自分のできることを一生懸命に頑張って、新しいこともマイペースながら、しっかり挑戦して、手仕事のあたたかさが伝わるうつわ造りをしています。
陶器市で会ったり、在廊時の楽しい会話からは、苦悩したり、努力したりする姿を想像できないのは、大阪人だからでしょうか。
いつも皆を楽しませてくれます。
生き方も含めて、応援したくなる作家です。
展示、オンライン共に25日までとなります。
オンラインはコチラから
https://alpinoginka.thebase.in/
ギャラリー樟楠