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2004年から、隔年で展示をお願いしている牧谷窯の杉本義訓さん
当時は、まだ練り込みのうつわは制作されていませんでした
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制作の中心は、轆轤を使った碗や湯呑、平皿
コーヒードリッパーも作ってましたね
定番だった時計、今は作られていないのが寂しいです・・・
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今の練り込みにつながる仕事として
たたら造り(板状に切り出した粘土を成形してゆく方法)の
角皿や蓋物も多く作られていました。
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角皿は、10年以上愛用しています
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現在の練り込み中心の活動になっても
轆轤物があると、ついじっくり見てしてしまいます
たたら造りのうつわと同じようにストレートでキリッとした佇まいのマグや花器
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湯呑は、残念ながら全て売約となってしました
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この練り込み轆轤
底の部分を見ると、どんな感じに組み合わせた(練り込まれた)粘土を轆轤で挽いたか分かります
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同じように組まれた粘土でも
手を掛けて引き上げたモノは
幅の狭い細かなスパイラルが表現され
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一気に引き上げたモノは
幅の広いスパイラルになります
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くっきりとした模様が見えていますが
轆轤を挽くときには、手に水も付けるので
ボヤけた状態になります
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少し時間を置いて乾きてきたら
ボヤけた表面を削ると ハッキリとした模様がでてきます
轆轤で回しながら リンゴの皮を剥くような感じです
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ちなみに、見込(内側)は
削らずに轆轤で挽いたままです
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何でかって?
多分、目が回るからだと思います(笑
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牧谷窯 杉本義訓
ギャラリー&オンライン共に
11/8(日)16:00まで
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火・水定休ですが、11/3(火)文化の日は営業しております
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オンライン展示
https://alpinoginka.thebase.in/
画像クリックで詳細がご覧いただけます
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ギャラリー樟楠