仁城逸景 木地と塗りの仕事
展示終了となりました。
会期後半は、作品数も少なくなってしまいましたが
多くの方にご来廊いただき、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
投稿で、木のうつわ達を紹介しようと思っておりましたが
用意した画像のうつわ達が、連日旅立ってしまい、なかなか紹介できませんでした。
申し訳ありません。
タイトル「木地と塗りの仕事」とさせていただきましたが、冬には製材された木を切り出し、春からの轆轤での木地仕事、梅雨のころからの塗りの仕事、やっと秋に完成と一年をかけて作られるうつわ達。
そして、割れやヒビの入ってしまったうつわのメンテナンスまで、全てご自身でされています。
もし、お求めいただいたうつわに何かありましたら、いつでもご相談ください。
展示には、自宅で 12年使っている椀も飾らせていただき、使い込むと艶がでてくることも伝えられました。
どうぞ、慌てず、じっくり育ててあげてください。
画像は、6月の工房です。
倉庫や駐車場には、製材された木が出番を待ち、工房内にも仕上げを待つ 荒削りの椀がたくさんありました。
陶器と違うのは、作りだすのではなく削り出すということ。
高く積まれた木屑が、逸景さんの仕事量を教えてくれます。
大きな1本の木から、何個のうつわが生まれるのでしょう。
そして、どのくらいの木屑が積まれるのでしょう。
木の命をもらい、これだけの屑を出しなら、削り出されるうつわ達です。
どうぞ、大切に 愛着を持って 日々を共に過ごしてください。
ご注文いただいた皆様、同じ工程を経て届く、うつわ達です。
来年の秋を楽しみに待っていてください。
あ、どこかにお父様の仁城義勝さんが写っています。
探してみてください。
ギャラリー樟楠