陽だまりのねごと

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広島vs大阪知事の育休バトル

2010-10-22 05:51:43 | Weblog
面白くもないニュースが多い中、野次馬としては大変面白い。

橋下知事、首長の育休取得に異議 「世間知らなさすぎ」(朝日新聞) - goo ニュース

広島知事「大きなお世話」 育休に苦言の橋下知事に反論(朝日新聞) - goo ニュース

知事がお手本をという広島、片や7人の子持ちパパの大阪。
男性もちゃんと育児に関わる時代に大きな拍手

私が育休を取った時代は取れるのは女性のみだった。
しかも職種限定から始まったのだ。
当時の名称で言うと保母と看護婦だけ。
申し出たのも職場で私が1号だった。始まりも始まり大昔の話になるわ。
市立保育園勤めだった。公務員というのも取り易い条件だったと思う。
なんと育休中にまた妊娠。
私は退職にかえてもらおうと職場に出向いたら、
園長があっさり『2年休みね』と言った。

職場で育休は意外にも私の後、続かなかった。
保母でありながら、
『我が子の世話はシンドイ働いている方が楽』と言う人もあり
『親子で情が移るから休まない』と言う人もあり。
取っても数カ月と言う人まででばっちり1年間を2回連続と言う猛者は私だけ。

1歳と2歳の子を抱え育休明け復職して目が回る日々だった。
勤めの間、私の母に来てもらって子供の世話をしてもらった。
保育園勤めの私は保育園の実情が分かり過ぎて我が子が預けられなかった。
朝、夫に弁当と子供の昼食を用意して母を迎えに駅まで行き、子供をバトンタッチ。
職場へ。
帰って母を送ってから夕食の支度。
帰ってきた母親に甘えたい子供たちにかまう暇もなし。
子供を風呂に1人で入れ寝かしつける。
夫帰宅。食器片付け、後、大量の洗濯をする。
また朝が巡る。
朝別れにいつまでも息子は泣く。振り切って職場へ。私の目にも涙、鼻水。
へとへとが続いて、娘が掃き出し窓から外のたたきに転落。鎖骨骨折。
母に骨折ギブスの1歳の娘と2歳になったばかりの息子を預けるわけにもいかず1ヶ月休職。
同職場共働きの労働組合委員長からも嫌味を言われた。
「うちの子が入院した時も妻は働いていた。」

父親が子育てに参加しない時代だった。
子育ては母親の手でと言う時代だった。

我が子を預けて我が子と同じ年齢の子の世話をする事が空しくなった。
夫が第1回目の転職を言いだした。
私の公務員安定収入を充てにしてのお気楽思考にピンときた。
夫は育児家事全部押し付けて、収入源まで私に頼ろうとしている。
妻子を路頭に迷わせない約束をして転職は好きにしてもらうこととし、
バタバタの生活にピリオドを打つ事にした。
今度こそ退職届け。専業主婦となった。
家事育児は女の仕事と思っている夫の思惑にしっかハマってあげた。

晴れの日はお手手つないであぜ道散歩。
雨の日は図書館の幼児ルームに連れていった。
お昼からは子供と一緒にお昼寝。
子供が寝ている間に手芸や読書三昧。
庭に花や野菜も植えた。
こめかみのイライラマークが消えた。体重もドンと増えた^^;

収入は激減。夫も収入も転職の度に減る。
やりくりは、今思えば楽しかった。
創意と工夫。
お金の無い時の飲み来客には、冷蔵庫あるもの全部鍋をふるまったり。
近所の縫製アルバイトのおばちゃんからハギレを貰って、子供の服を作ったり。

あらら~パパ知事さんの育休バトルからすっかり思い出話。

子育ては一生にそう長い時期ではない。
親子で楽しんでもいいんじゃない?

ゲゲゲの女房が人気があったのは、専業主婦だったからと言う説もある。
結婚しても…な母親像がインプットされてか結婚に熱のない若い女性たち。
少子化で超高齢化で人口逆ピラミット。
介護もみんな忙しいに逃げてババ札状態。人の事はいえないけど。

   子育てが終わった頃に介護来る    
                          (みかんぼやき川柳)

我ら世代は介護を気にするけれど
せっせこ育てた子供世代からは放置されそうな気がするのは私だけでしょうか?
 
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