桜坂 福山雅治

桜の季節が終わる。
今年は竜馬さんの歌を聞いている。
桜坂　福山雅治


テレビを地デジに買い替えてチャンネルが増えてから余計テレビがつかない。
芸能人が笑ったり騒いだり、食べたりクイズに興じたり、誰がおもしろいんだろう？
やたら人が死ぬシーンが出るサスペンスもイヤ。
ニュースも残忍だったり政党内紛やら目を覆いたいものばかり。
スポーツ観戦にでも熱中できればいいのに、
熱狂していた夫もいなくなって並んだ観るひともなければさらさら観る気がしない。
ニュースもスポーツの時間が長く感じられスイッチを切る。
BSの字幕映画は地が小さい。追うのが面倒。字幕映画は映画館で集中する方が良い。

いつの間にか雅治ファンで竜馬伝だけ観ている。まだ水曜日。
定年後、テレビ漬けにもならないだろう私。何をしよ？

桜は華やかなにに、さみしい季節。

定年漂流 西田 小夜子

定年漂流 西田 小夜子 西多摩新聞社 このアイテムの詳細を見る

先に妹が読んでいた。
去年定年になった夫が一日中家に居る。
長い間働いて家庭を支えてくれたことに感謝し、ゆっくりのんびりも分かると言いつつイラついている。
居間のテレビがつきっ放しなのも、昼食に準備の毎度毎度の必要にもうんざりしている。
おない年くらいの友達も次々、定年亭主と向き合っている愚痴を聞かせる。
幸か不幸か定年前の仕事人間のまま夫だけ天に召されたから、私には無縁の世界の話。
西多摩新聞に連載された短編全十五話。
夫婦の息詰まりの料理法と言うか脱却法は全部違うのだけれど、どれもおなじパターンにも思える。
夫婦はそれぞれが自立して、生涯生きがいを持って暮らせば
おのずとお互いが邪魔な存在ではなくなる。めでたし、めでたし。
定年離婚も出てきた。別々の道を行くと言う意味では個々の自立の必要性を説いている所でい一緒。

どこの家にもありそうな事だけれど、全部美しい結末なのが小説としては面白みに欠ける。
なんだか一生懸命会社勤めをして、定年後も切磋琢磨、切磋琢磨で生きよと説教されている気分もする。
生きていれば夫は定年を迎えている。
世の奥さま族と同じく、家に居なかった人が日中に居るうっとうしさを嘆いていたに違いない。
私もまさかこの歳で仕事をフルタイムでしているとは夫存命中は思ってもみなかった。
ちょっと凹む出来事にぶつかると、夫もこんな思いをして働いていたのかと思う。
なんだかんだ言ったって死が分つことがあれば、自立するしかない。
支え合って寄りかかり合えなくて何が夫婦だろう？
そして、定年漂流で一旦流れ着いたところで落ち着いた先には介護が待っているのかな？
などと穿った見方をついついしてしまう。
夫が置いてけぼりにしたんで、介護業界で身を立てているとついついね

尊厳死協会の会費

kururuさんのブログを読んでいて思い出した。
緩和ケアで静かに呼吸が止まった安らかな夫の死と
電気ショックをなんどもされて、体が何度も跳ね上がった後に最後を迎えた父の死とが頭を巡り
『尊厳死協会』には加入した。
何年か毎年送られてくる会費の振り込み用紙で年額３０００円払ってきた。
一時、無職だった去年、か細い遺族年金で食べて行く決意をしていたから
死ぬまで払い続けるのかな？と言う疑問がふっと浮かんで支払いをパスした。
パスしたけれど会報はずっと送られてきていた。
今年は２年分の会費請求が届いた。
３年支払わないと退会の意志と理由を聞いてくると説明も同封されていた。

　　　尊厳死協会に入っているから守られる尊厳死なのか？
　　　協会に入っていなくても、自らの意志表明だけでも構わないのではないか？
　　　子供など家族にしっかり頼んでおくことでも大丈夫ではないか？

延命拒否は息子、娘に常日頃話してある。
運転免許証と日本尊厳死協会の会員証と臓器提供カードは一緒にいつも携帯してはいる。
会費くらい払えばいいのに。
働いている今はそうこだわる金額でもないだけど、先ではやっぱり年金生活者だし
実際に、その意志が確かめられる時は会費うんぬんとは言っていられない状態だろうとも思う。
活動を応援する意味での会費納入は構わないと思う。
世の中も少しずつ尊厳死について考えてきている。
協会の啓蒙活動などありがたいと思うが、会を積極的に応援する気持ちは？
もう一年自問自答してみようか？

こういうのはパッと燃えて、まいど尻つぼみの私の性格によるところも大きい

ほっかほかティ-

かなりあやしいブレンドティー。

庭にそろそろドクダミが芽吹いてきたが、
去年の自宅採り乾燥ドクダミがまだいっぱい残っている。
ミントも良い感じで庭を覆い始めた。

ハイ(^-^)/
このふたつをブレンドして、
あったまる生姜のすりおろしを湯で流し入れ。

冷え性だの低体温だの全部持っている私。
手先足先をhotにして、
頭はcoolで出勤しま～す♪

猫にお化粧 (:_;)

金曜日の話。出勤するかと思ったら思い出した。あの時そうとう頭が沸騰したらしい。

猫好き表明している職場の局さま。
朝のあいさつもそぞろに猫話を私に振ってきた。

　　「猫にお化粧してやったの。」

得意満面な顔でそうおっしゃる。
口紅やら頬紅をつけてやったら、ぐるぐる甘えたと。
猫が喜んだと！
気分次第で「猫をける」ともいつか言っていたこの人。
なつかない猫が珍しく甘えたからって勘違いしたらしい。
ただの玩具として猫を扱っている。

　　　動物虐待でしょ！

先輩には逆らわない私。単にわずらわしいから。
だけど、だけど、今回だけはきっぱり。


　　　飼い主の自己満足。猫迷惑です。

ほんとうの猫好きではない。
猫語翻訳器がなくったって猫の気持ちは猫好きなら分かる。

こういう感覚、
猫は自分よりうんと下の別モノって感覚。
人間関係にも必ず上下を持ってくる。部長ドノへの尾っぽの振り方。みっともないわよ。
職場だから相手もするけど、この人が職場を去ったらばいばいばい～ばい～
二度とおつきあいはないでしょう。

井上ひさしさん死去

吉里吉里人 (1981年) 井上 ひさし 新潮社 このアイテムの詳細を見る

井上ひさしさん死去　作家、小説「吉里吉里人」　７５歳(産経新聞) - goo ニュース

川柳マガジン４月号「現代川柳時評」で大野風柳氏が井上ひさしの言葉をとりあげられていた。

　　　むずかしいことをやさしく書く
　　　やさしいことをふかく書く
　　　ふかいことをゆかいに書く
　　　ゆかいなことをまじめに書く

　　　　　　　　　１９９９年11月”二十世紀に記す”より

吉里吉里人は表紙が色あせて我が家の本棚にも鎮座している。
子供の頃はひょっこりひょうたん島が夕食前の楽しみだった。
私の子供たちも11匹の猫を親子劇場で楽しんだ。
今時75歳はまだまだな気がする。残念。
ご冥福をお祈りします。　合掌

草すべり その他の短篇 南木 佳士

草すべり その他の短篇 南木 佳士 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る

『その他の短篇』とあるけれども山の話で
自分が住んでいる生活している空間からまったくはみ出していないから
短編集を読んだというより南木 佳士を知ったという感じ。
大きなストーリー展開も色恋もただただ淡い回想からはみでない。
浅間山が主に描かれていて、思わず地図を調べたくなった。
作者の住む佐久間市公式HPのライブ映像を見つけた。
今もときどき火を吹く生きている山らしい。
こういうでっかい地球の営みを目の当たりにして鬱であった心情を察する。
浅間山というと浅間山荘くらいしか思い浮かばなかったけれど随分くわしくなった。
作者に歩く体力、歩ける体が備わっていて良かったとしみじみ思う。
なんとなし足に違和感があり、散歩も長くは無理、
誘われた里山のかたくりの花すら観にゆけそうもない自分の足腰がうらめしい。
どうしたら快復するのか？出来る努力ならしたい。
元気に自分を抜いて登ってゆく女性パーティを眺めて見送る作者の気分になっている。
作者よりもっともっとダメンズ(この前に読んだうさぎちゃんに感化されてる言葉か）
の私。
せめて、市議会議員選挙の投票所まで車はやめて歩いて行こう。
立候補する人応援する人を身近に知っている選挙だけど、どうしてあそこまで元気でいられるんだろう？
などと思う今、気力が落ちている自分をやわらかく肯定してくれる一冊だったような。

モコはダンボラー

ダンボールというダンボールは梱包を解かれる間、モコが傍をうろつく。
中身が取り出される前から中に入る気まんまん。




我が家はモコお気に入りのダンボールがゴロゴロ。捨てられな～い

↓こっちの箱は少しきつくないの？モコしゃん


箱にはいってるとおちつくの？おかぁさんのお腹みたいなのかな？
モコは３週間で捨てられて記憶薄いものね。

　

プロポーズはいらない 中村 うさぎ

プロポーズはいらない 中村 うさぎ 中央公論新社 このアイテムの詳細を見る

「壊れたおねえさんは、好きですか? 」だの「ショッピングの女王」だのに比べると壊れ方が普通。
登場人物のキャラは単純に分類されている。
結婚か？仕事か？
女の磨き方もひたすら男ゲットに向いているか？仕事方向に向いているか？
専業主婦と一生独身女。
男の分け方もふた通り。
浮気症の女ったらしとひたすら自分に合わせてくれるタイプ。
20代が終わって先を考え始める頃、どっちにも揺れる気持ちが深刻にならないタッチで描かれている。
明石さんまの「しあわせってなんだけ～♪なんだっけ～♪」が頭を回る。
隣の芝生は青く、人の持っているものは欲しくなる。
男にふられたところから話ははじまり最終章はホップステップバンジージャンプ。
バンジージャンプは
そういう人との比較とか囚われとか自分の考え方からパァ～ッと解き放たれた気分かな？
さわやかな気分で読み終われる。
おバカなデフォルメキャラで人の深部を突いていると思う。
このパターンまわりにいるいる。
思い当たる、あの人この人って暗くほくそ笑んだりして

図書館本の栞

図書館で借りてきた本には
時々、
栞代わりに使われたと思われるレシートとか
借り出しの時に渡される用紙が挟まっていることがある。
前に借りた人がうっかり栞代わりに使ったまま挟み込んで返却しているのだ。

同じ本を借りた人はどんな人なのか？
それから、いろいろ想像してしまう。

貸し出し用紙には一緒に借りた本も書いてあるから、
その人の読書傾向を推測する。

今回はレシートが挟まっていた。
カタカナで品名と値段が打ちこんであるアレだ。

青森産ニンニク、こんにゃく、ミツカン米酢、日本産タカノツメ、片栗粉、

ホッカイドウダイズモメとは北海道大豆木綿豆腐だろう？
ここまでは産地にこだわりを持ち、健康志向の中年っぽい。　　 　
そして
　　味の素小瓶

高齢者には漬物とかなんにでもかけて食べる習慣の人がいる。
我ら50代以下はあまり使わない気がする。
入っていた本が中村うさぎの小説。あんまり高齢者が好む作家ではない。
う～むむむ
味の素が必要な高齢者と暮らしている主婦？
タカノツメはばぁちゃん仕込みの漬物用？
地味に暮らしているけど内心、ショッピングの女王にあこがれる壊れた部分に惹かれる？

あら！このスーパーは家から近い。私も良く行く。
どこかで出会っている人かも？

紙一枚で、朝っぱらからた名探偵気分で、
どうてもいい推測に一人盛り上がり
本日もギリギリセーフで出勤する羽目になりそう

ドキッ！掲載詐欺

「あなたの一句載せます」と勧誘　高額請求の被害多発(朝日新聞) - goo ニュース

掲載無料。
ココまで一緒。
『川柳マガジン年鑑2010』定価２８００円の年鑑を
川柳作家データという用紙で予約しておくと特別価格２３００円。
それはまぁ～普通のお値段？

たったひとつの川柳全国版投稿雑誌の出す年鑑の話だからと思いつつ
個人情報が載るのは考え物かしらん？と思ったりもする。
いろんな同人雑誌に掲載されていた個人情報が悪用されたってことだから。

ある島では橋が出来て陸続きになるまで、どの家にも鍵がかかっていなかったという。
高齢者世帯を回る時、
私の訪問のために鍵の開け閉めすら大変な身体状況の人たちを煩わすことに申し訳なさを感じると共に
カチッという鍵の音が、気楽な近所付き合いがない孤独空間を強く思わせる。
個人情報のガードは世間への玄関扉の錠のようにも思える。
素を晒すことなく世間に自分を晒しているこのネットの世界もイビツといえばイビツ。

ケアマネが個人情報紛失

個人情報５人分　ケアマネが紛失(産経新聞) - goo ニュース

役所に今月の介護認定更新書類を出しに行くところだったのかな？
板橋区はケアマネが認定調査をするのか？
田舎では車移動で仕事をするけれど、都会では自転車なんだ。
とか、とか、同業者としては想像をたくましくする。

個人情報満載の書類を役所へ出しに行ったり貰いに行ったりは日常茶飯事。
自宅に個人情報を記入したノートなど持ち帰らないに越したことはないが
緊急で手配しなければいけない事態が起こることもあるから致し方ない。
私の仕事バックにはいつも利用者４０人分の個人情報。
ソコツ者の私もここだけはきちんと押さえて粗雑に扱わない。
こういう事故は他人事でない。

川柳作家

『川柳マガジン年鑑2010』掲載のおしらせが届いた。

川柳作家の新規登録データを送って下さい。
ついでに、去年発表の会心の一句を載せると
割り引きで年鑑をお買い上げいただけます。

みたいなのが川柳マガジンの出版社から届いた。
新手の商売か？と、この雑誌投稿者に尋ねたら来ていないとのこと。
去年はまぐれ特選が２つあった、そのご褒美？
「全国川柳作家総覧」
に名前が載る。名前以外に載せるものなどない。

　　所属結社なし
　　著書なし

大会どころか句会にすら出てない。
でも

　川柳作家　

って、響きがカッチョイイ
豚もおだてりゃ木に登る。
なんとなくその気になってやる気が湧く。

でもでも、
載せもらえる去年発表の会心の一句、何にしよ？
恐ろしいことに投稿した句は
句を出した時点で記憶から消して終わっている。
こういうのを会心の句と言える
没句も大切にしている人が多い中
そうとう雑な性格

ありがたいことに、
たった一か所ある客員投稿参加先の代表が投稿句をまとめて送って下さるとのこと。
川マガ掲載句とこの中から選べる。
感謝、感謝。

　　他人様の厚意で無事な人嫌い

どこのサークルも人が煩わしくてちょっと出ては辞めてきた。
お世話して下さる方あっての会なのに。

根性なしの健康おたく

良いと言われたことは取りあえず、
あやしいにおいがしなければ何でもやってみる。

カーブス
ウォーキング
カイコプロテックスがすすめた骨盤体操（ＤＶＤ買わされた、3000円也）
踏み台昇降（身内割引で6000円、ほとんど今、ちゅんちゅんの寝床）
玄米食
カルシウムの多い食材
生姜

なんでもチューブ生姜を入れるとか徹底している人をジンジャラーと言うらしい。
玄米も習慣になった。
なったが、玄米ダメな息子が帰ってくる。
たったふたりで別々に白米と炊くのも考えてしまう。どうしようかな？

足腰に痛みがあるから、筋力をつけよといわれている。
ついでに、
骨量は落とさず少し体重とお腹のお肉を減らしたい

それから

測るだけダイエット（朝とお風呂上がりに体重計に乗るだけ、これなら続く）
レコーディングダイエット（２週間で尻つぼみ３回決行…今、中止）

３月頃からじんわり１キロ落ちている。
お腹が１キロ分凹んだ？それは甘いか
腰は楽になった感じ。
かわりに足がちょっと…
４月末、誘われているカタクリを見に行く山登りは無理そう。

基本的に朝のウォーキングが一番好きみたい。（春夏秋限定）
冬の朝は寒くて暗い　毎年春になるとその気になる。冬眠から醒める？

ちょっとノリノリになるとすぐ自ら、無理せずがんばらないを口にし、おまけに気が多い。
一番足らないのは、根性か

新人さんはお疲れモード

この前まで私が新人だったから
新人さんがああ言われこう言われ、よろよろしているのが手に取るように分かる。
トイレで給湯で駐車場で
ちょこっと人目のない時に先輩諸氏の取り扱いマニュアルをレクチャーしておく。
耐えがたきを耐え忍び難きを忍び、古株さんががこっちに慣れるまで
一時の辛抱、辛抱