里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

受験シーズン

2012年01月14日 | 日々のつぶやき
今日と明日センター入試ですね。

受験生の皆さん、頑張って下さい。 

テレビの画面で、大勢の受験生の皆さんを見て、大変だけど、羨ましいなと言う思いで見ていました。



私も中学生の時から、父に大学へ行くように言われ、そのつもりで高校の時は、進学コースで理数系を目指して頑張っていました。

私には、文系は全く向いていませんでしたし、嫌いでした。

はっきりと手ごたえのある答えや結果が出る科目でないとやる気がしませんでした。

国語などは、いつも成績が悪く、学期末に通知簿を貰う時などに、担任の先生から、「どうして国語がこんなに悪いのですか?宿題をやって来ないとか、提出物を出さなければならないのを出していないとかがあるのと違いますか?」と、よく説教されました。

そんな事は決してなかったのですが、何故か国語系は嫌いでしたし、試験も確かに悪い点数しかとれませんでした。

数学はその反対で、予習も復習も全くしないけど、好きだったし、試験の点もそこそこ取れました。

私にとっては、楽して点数稼げる科目だったのです。

高校の時は、よく旺文社の模擬試験があり、その時、時々全国で100番以内に入り、数学を受け持って下さっていた先生が喜んで下さった。

父も喜んでくれました。

父は、試験があるたび、「今日の試験は出来たか?」と聞き、またテストなどを返して貰った時は、「何点だった?とか、何番だった?」と良く聴きました。

とにかく父は、私に「勉強しなさい、大学へは必ず行くんだよ」と、口酸っぱく言っていました。

私自身も父の勧めや期待には答えたいと絶えず思っていました。

しかし・・・

その父が、私が高校2年の10月に、脳溢血で突然倒れ、倒れてからわずか5時間で息を引き取りました。

それ以来、私の大学進学は、あきらめざるを得なくなりました。

母は、働いていませんでしたし、父も定年退職ではなく、途中での退職状態ですので、退職金も多くはありませんでした。

もし、母が無理して私を大学へ行かせてくれたとしたら、私の下に二人の妹がいましたので、その妹たちも私と同じように大学へ行かせなければならなくなりますから、私は到底無理と解りましたので、父の期待に添う事は出来なくなりますが、やはりあきらめました。

父が亡くなった直後に、高校の校長であったシスターと、副校長のシスターが、わが家に来て下さり、「特待生として、今後の授業料は免除しますので、退学しないでどうか卒業までは来て下さい。又大学も奨学金制度で入るように」と言われました。

しかし、私は、高校卒業までは、シスターの言葉に甘えさせて貰って通学はしましたが、大学進学はやはりあきらめました。

私の気持ちとして、奨学金で行くのは、気が進みませんでした。

今でもそうですが、何事もローンを組むのが嫌です。

もし、途中で何か払えない状態になったらどうしようと思うと、どうも奨学金を受けることや、ローンを組む勇気が出ません。

そんな訳で大学進学への夢は消えました。

でも、決して我が人生で、夢をあきらめねばならなかったことを恨んだり、悔しがったりはしていません。

その時、その時の現実を受け止めて、自分が一番いいだろうと思う判断で生きて来ました。

これからもそのように残った人生を生きて行くつもりです。

どうか受験生の皆さん、出来る時に力を出しきって頑張って下さい。 

合格をお祈り申し上げます。