里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

天は二物を与えず・・・?

2012年01月23日 | 日々のつぶやき
天は二物を与えずという言葉を聞きますが、美男・美女で、頭はよく、技術優れ、健康、家族、経済等など・・何もかも恵まれている人たちは、この世の中にいっぱいおられます。

このような人が多い中、何重にも人生の重荷を背負わされている人たちも多くおられるのも事実です。

今日届いた一通の寒中見舞いの葉書から

舞鶴で勤めていた同じ職場の先輩からの葉書です。  

今年はお正月に年賀状がなく、何かあったのかなと気になっていた人からでした。

細かい活字で書かれた文面からの抜粋です。


肺がんで入院していた妹の容態が日ごとに悪くなり、去る12月20日より枚方病院で付き添っておりました。

一年前に手術をしてから抗がん剤治療を受けていたものの あちこちに転移して思うように回復せず、12月の初めに三度目の入院をしてから肺炎・脳梗塞・肺血症にもなり病気に勝てず28日に永眠いたしましたので 新年のご挨拶を失礼させていただきました。

私が一番必要としていた たった一人の妹でしたから大きな支えを失い深い悲しみをどうする事も出来ません。

けれど人知症の夫や重い障害を持つ娘のためにも頑張らねばと思いますので今後共よろしくお願い申し上げます。



同じ職場で働いていた頃から、この先輩は、いつも穏やかで、優しい、誰にも怒ったりされたことはない、とてもいい人でした。

その頃から、ボケられたお姑さんと、障害のある娘さんのお世話が大変だと聞いておりました。

そんな事情があったため、この方はパート勤務のようで、他の人より毎日勤務は短かい時間でした。

ずっと長い年月、苦労の連続で気の毒です。


神様は、どうして同じ人ばかりに次から次へと人生の重荷を課せられるのでしょうか?

          

二物よりもいっぱい、いいことに恵まれている人たちとは、反対の人もいっぱいいる事を心にとめて下さいと願わずにはおられない気持ちになります。