里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

同姓同名

2007年06月25日 | 日々のつぶやき
病院で会計待ちをしていたら、「○○ ○子さ~ん」と妹の旧姓が呼ばれた。思わず呼ばれた人を見た。年は50代後半か60代前半くらいと思える小柄な上品な叔母さんだった。

全く妹とは似ていなかったのでやれやれと思った。妹は小さい時から気が強く、何でも自分が一番と思っているし、自分の思うようにならなかったらすぐ怒るタイプだった。

いい年の大人になってもその性格は変わっておらず、何事も自分が仕切り、自分の欲だけで行動している感がある。

子供の頃から自分の好きなおやつやおかずの時は、私の分まで取った。私が抵抗すると、私の分をぐちゃぐちゃに手や箸で崩したり、取り上げて一口かじってから私のところへ戻したりと言う嫌がらせをよくされた。

私は生まれた時から病弱で、体は小さく、がりがりで、縁の下のもやしと言われていた。それに比べ、妹は健康優良児で、勉強もよく出来、スポーツも万能で、いつも私の事を見下していた。

普通の家では洋服などは、姉から妹へお下がりが行くが、我が家では私の方が体が小さかったので、いつも妹のお下がりの服を私が着ていた。

大きくなって勤めに出るようになってからも、妹は頭がよくて、美人でと村の人たちには評判だった。妹は天狗になり自分で「ミス○○(村の名前)」と言っていた。

それに対抗して、末っ子で、のほほんと育った妹が、「私はミス家の中」つまり三姉妹の中では自分が一番と言い返していたのが面白くて笑えた。

気の強い妹は、外ずらがよく、スタンドプレイが上手で、他人さんからは本当によく言われていた。近所の娘さんが結婚され、嫁がれた先が、我が家と同じ姓(旧姓)になった人が、女の子が生まれて、妹のように美人で頭のいい子になるようにと、同じ名前をつけさせて貰ったと言われた事もあった。

親の期待で妹と同じ名前をつけられたお嬢さんに、どうか顔はペテン師、心は詐欺師(車で走っている時、前を走るトラックに書いてあった言葉)にならないで下さいねと心から願っています。

今でも妹は私に対しては、何でも負けずと見下したり、敵対心を持ち、私の主人の前でも「あんたその服似合わんは」とか、私が持って行った手土産を「こんなのおいしないで」と平気で言う。

学校卒業するまでは、成績もよく、器量もまあまあだった妹を、親も私たち三人の子供の中では一番自慢の子であったが、母が倒れる少し前くらいから妹の言動に少しづつ不信感を持ち始め、私たちが実家へ行った時、「あんたたちは知らんやろけど、○子は鬼やで」と言った。

母が言っていたとうり、母が倒れてから亡くなるまでの3年間に、妹は鬼と化していた。母の遺産分割で鬼になっていた事が証明出来た。まさに顔はペテン師、心は詐欺師だった。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (メダカの学校)
2007-06-27 11:14:02
遠くの親戚より近くの他人という言葉がありますが
姉妹も親のいる間ですネ。
妹さんも綺麗に生まれて性格も変わったんでしょう。
返ってかわいそうな人ですネ。
人生まだまだ長いこれからも楽しく
返信する

コメントを投稿