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西ノ島は今 11月15日

2014-11-19 10:08:20 | 日記

拡大する小笠原諸島の無人島、西之島。上から2013年11月21日、12月26日、2014年2月3日(海上保安庁提供)、11月15日撮影

 

 小笠原諸島(東京都)の西之島付近の海底火山が噴火し、新島が出現してから20日で1年。新島は西之島と合体した後も拡大を続け、最新の観測によると、面積は元の島の8・6倍、体積は400倍超となっている。専門家は今後さらに面積が膨らむ可能性を指摘している。

 火口から噴出した溶岩が着実に堆積し、最も高い部分で100メートル程度になっていることも確認された。現在の海面上の体積は約5029万立方メートルで、出現直後(12万立方メートル)の約420倍に上る。

 新島の拡大に伴い、周辺の領海が約50平方キロ、排他的経済水域(EEZ)も約40平方キロの拡大が見込まれている。海保は噴火活動の沈静化後に測量を実施、データを海図に記載する。

 新島の出現当初から海保とともに観測を続けている東京工業大の野上健治教授は「1年間にわたり大量の溶岩を出し続けているのは非常に特異」と指摘。これまで噴火活動の弱まる兆しが確認されていないことから、「面積はさらに2~3倍になり、数百年は島として残るのではないか」と話している。

(2014.11.19 産経ニュースから抜粋)