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千佐子容疑者はニューフェース? 絶滅しない「毒婦」

2014-11-22 06:17:54 | 日記

 

  「天災」と同じで「毒婦」も忘れたころにやってくるものらしい。古くは明治時代、病床の夫を毒殺したとして斬首刑になった高橋お伝、最近では中高年男性を手玉にとり1億円以上を貢がせた連続殺人の木嶋佳苗被告や、周辺で6人が怪死した鳥取連続殺人の上田美由紀被告がいる。その記憶も薄れたころ“ニューフェース”が現れた。

 67歳の筧千佐子容疑者。テレビで見ると、ごくふつうのオバさんだ。昨年12月に死亡した夫の勇夫さんの遺体から青酸化合物が検出され、服用させ殺害した疑いで京都府警に逮捕された。その周辺では結婚や交際相手の男性5人が相次いで死亡しているというから驚く。

 合わせて1億円を超す遺産を相続したそうだが、「きちんと法的手続きをとっている。私が出会う人はみんな病気もちだった」と淡々と話していた。どう考えても不自然だが、メディアには進んで登場しているらしく、何度も取材されるうちに話が都合良く定型化されたのかもしれない。あるいは、自分から言葉を発しなければ不安だったのか。

 勇夫さんは結婚相談所を通じて千佐子容疑者と知り合い、土地を含めて数千万円の資産があったという。結婚して2カ月で事件に巻き込まれた。75歳。家にいれば「オレオレ詐欺」、外を歩けば路上強盗が高齢者を狙う。頼るべき国には医療費の負担増を強いられる。やっと再婚相手を見つけたら「毒婦」では立つ瀬がない。

 この手の事件は深く潜行し世間に浮上したときは既に何人かがナゾの死を遂げているから厄介だ。後は警察がどこまで調べきれるかだが、「毒婦」は絶滅せず、またいつか必ず現れるということだけは肝に銘じておきたい。 (今村忠)

2014.11.21 産経新聞 【甘口辛口】

 

  高橋お伝は巷では稀代の毒婦として知られている。病床の夫を毒殺し、愛人と共に数々 の強盗を働いていたのだと。ところが、その実際は実に同情すべき人物である。彼女が 殺したのはただ一人。その肉体を弄び、蔑ろにした男だけだった。 ・・・ とのこと。

 

<memo>

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