20世紀少年<第2章> 最後の希望 通常版 [DVD] 価格:¥ 3,990(税込) 発売日:2009-08-28 |
今日は映画の日と、休みとが幸運にも重なった日だったので、公開されたばかりの『20世紀少年』を観てきました。
最終章ということで、オープニングに1章、2章のダイジェスト付き。あとはエンドロールまでノンストップという感じで、かなり凝縮された印象がありました。
“ともだち”の正体については、1章から推測可能なのだけれど、せっかく張った伏線が活かされていないのもそれはそれで腹が立つので、サプライズ感は低いけど、まあ、これはこれでいいかな、と思いました。(やっぱりマスク取るときはドキドキしたし)
主要キャストは華やかではまっていたし、カンナ役の平愛梨ちゃんはキレイだし、まずは満足、と言っておきましょう。(原作、読んでないので映画のみ通して観た印象)
このキャラ今回活躍しないな、とかもう少し掘り下げて欲しかったな、というところもあるのですが、お子さんも観ること考えると、時間はこのくらいで妥当かも。
エンドロール後のラスト・エピソードは、ワンシーンくらいかなと思っていたら長かったのでちょっとびっくりしました。10分もあったのですね。
そのわりにあっさり終わって、“あれ、これで終わり?”と最初は思いましたが、全体を通して考えると、あのバランスでいいのでしょうね。
恐ろしい勢いで近代化し発達していった20世紀という時代の怪物性と、それだけにあっというまに置き去られ忘れられようとしている“古きよき時代”への郷愁と、その両方がこの映画にはある、という気がするので。
ひとつ残念なのは、ギリ、万博を知らない(生まれてはいたが、まだ幼くて覚えていない)ので、完全に“ああ、懐かしい”と思えないことです。リアルタイムに経験していたら、また違った感慨があったことでしょう。
ケンジたちと同世代の方の感想も聞いてみたいな、と思いました。