サイボーグ009 (1) (秋田文庫) 価格:¥ 590(税込) 発売日:1994-07 |
今日は休みだったので図書館に行ってきました。
雑誌も貸出してくれる図書館なので、『サライ』の“シェイクスピア入門”の特集がある号を借りてみました。
結構好きなのです、シェイクスピア(#^.^#)
とくに詳しいわけではなく、ミーハー的スタンスですが。
しかも、私のシェイクスピアとの出会いは、石ノ森章太郎氏の『サイボーグ009』でした。
小学校の教室に、学級文庫の本棚がありましたが、たしか4年生の時この本が置かれていました。(学校に漫画を持ってくるのはNGでしたが、学級文庫にはOKだったのです)
みんなの一番人気は楳図かずお氏の漫画でしたが、私は今も昔も小心者で表紙さえ開けず、そのかわりこの『サイボーグ009』に夢中になりました。
この物語は00ナンバーをつけた9人のサイボーグが中心となりますが、そのうちのたしか007だったと思うのですが、もと売れないシェイクスピア役者、というキャラクターがいました。
そして、彼が作中で暗唱するのです。シェイクスピアの『シンベリン』の一節を。
“もはや、太陽の灼熱をおそれるな、冬の荒れ狂う嵐もおそれるな”……というような出だしだったと思うのですが。当時は引用された一節全部私も暗唱できたのですが、今はダメです。(小学生の集中力ってスゴイな^_^;)
でも、その哀感のある響きに少女の私はやられてしまい、シェイクスピアの戯曲に興味をもつきっかけになったのでした。
(ちなみに、『北欧神話《エッダ》』との出会いも『009』でした。他にもそういう方、いないのでしょうか……)