架空の料理 空想の食卓 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2009-04-29 |
これも、図書館で借りた本。
タイトル通り、“架空の料理、空想の食卓”をテーマに、リリー・フランキー氏が文章を書き、料理人澤口知之氏が料理を作ったビジュアル・エッセイ本。
目次をみると、たとえばこんな感じ。
“下戸の女性を酔わせる料理”“獄中の友に差し入れする料理”“感激する料理”“崖っぷちで喰らう料理”etc.……。そして、“最後の晩餐”。
それぞれのテーマについて、リリー・フランキー氏は軽妙なエッセイを書き、澤口氏はそれにぴったりな料理を作る、という本。
こういうの、大好きな私ですが、料理本としての実用度は低く、(なにしろあくまでプロの料理)遊び心満載のエッセイ本として楽しんだ方が良いよう。
それに、料理はどれも美味しそうだけれど、男性二人の嗜好だし、澤口氏はイタリアンのシェフなので、あまり若くない女子としては、“ちょっと全体にガッツリしすぎやしないか?”という感じもあった(*^_^*)
見て楽しい料理は“感激する料理”の《東京タワーパスタ》、美味しそう、と思ったのは“母の味を思い出す料理”の《ラザーニャ》と《ポモドーロ・バジリコのスパゲッティ》かな。“卒業を想う時の料理”の《“卒業”ナポリタン》も捨てがたい……って、私ってフツー(^^ゞ
自分だったらどんなシチュエーションで、どんな料理を選ぶかなぁ……などと、妄想も膨らむ一冊です。