以前、母とこの映画を観た、という話をすこししました。
母はこの映画が大好きなので、テレビ放映を楽しみにしておりまして、ちょっと風邪気味なのでベッドに横になりつつ見ていました。
でも、たびたびCMが入るのと、小さい画面で観る感覚の違いに、ちょっとがっかりしたらしく、「映画館とぜんぜん違うね~(T_T)」とぽつり。
「また、いい映画があったら映画館に観に行こうよ」と言ったら、「うん」と意外に素直にうなずいておりました。(母は少し意地っ張りなのだ)
私は、といいますと。初めて観たときは、死というテーマを扱った作品だけれど、また新たな生のはじまり、という感じもして、優しく、ほのかに明るい映画というイメージでとらえていました。
けれど、今回改めて観ると、ちょっと切なく感じた。心境の変化でしょうか。
私は若くはないけれど、かといって、死や、老いがリアルになってくる年齢には、まだすこし間があります。
けれど、親の老いを日々少しずつ感じる年齢にはなっているわけで、それが一年たつとより切なく胸に迫った原因なのかな。
それとも、淋しくなった老猫がずーっとそばにくっついていて、そのすっかり細くなった脚を撫でながら観ていたせいでしょうか(^_^;)
それと、映画館で観た時はストーリーに意識がいっていたのですが、今回は、音楽がしみじみいいな、と思いました。
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でも、検索したらこのサントラくらいしか出てこなかった。なんとなく、“チェロ音楽集”みたいのがあるのではないかと思っていたのです。
検索の仕方が悪かったのかな……(・・?