オチビサン2巻 価格:¥ 630(税込) 発売日:2009-08-07 |
この『オチビサン2』は、もと同僚から貸していただきました。
このほのぼのとしたカラーコミックの話は以前少ししましたが、ありきたりな表現で恐縮ですが、とっても癒される本なのです。
何気ないエピソードも、中間色の色遣いも好き。
とても、『脂肪という名の服を着て』などの、怖ろしい漫画を描いた人と同一人物の作品とは思えない(^_^;)
(最初に読んだのは『美人画報』だった。これも、テイスト違うな……。でも、この本でお洒落にたいする情熱に感心していたので、『監督不行届』で、旦那様にあっさり感化されてオタ嫁になったのは微笑ましいけどちょびっとショックだった^_^;)
閑話休題(それはさておき)。オチビサンって、不思議ですよね。人間じゃないのかしら。
でも感性鋭くなかなかの詩人。
つる植物がなぜ好きなのか聞かれて、つるが茂る藪からみる空をしめして、“お空のもようだから”と答えたり。
金木犀や沈丁花などの、香りのよい花を愛したり。木犀の散った後の金色のじゅうたん(地面に散った無数の花)の楽しみを主張したり。
自然に生えてきた水仙を眺めながら、“オチビもどこからきたかわからないの……”とつぶやくエピソードなど、なにやら哲学的でもあり、ただ可愛らしくもあり。
季節ごとに様々な花が出てくるのも楽しい。右ページに英訳のオマケもあり、ほのぼのできる本が好きな方にはおススメのシリーズです。