昨日の12月議会冒頭の行政報告の中で私自身の進退に触れ、来年4月の町長選挙には出馬せず今期限りで引退することを表明いたしました。
3期12年にわたる任期中に、公約である「ふるさとへの恩返し」をほぼ達成できたので、齢72歳、心身共に衰える前に後進に道を譲るべきと判断しました。
この間手がけた仕事は、道の駅の建設と現在の活況、羽後高校での給食提供などの魅力化事業、小中学校の統廃合、農業振興基金による独自の農家支援、村田指月FCソリューションズの誘致など働く場の確保、西馬音内盆踊りのユネスコ登録、羽後病院の病床削減による生き残りなどなど、挙げればきりがありません。
また、財政の健全化にも力を尽くし、プライマリーバランスも黒字化を続け、財政調整基金も25億円まで積み増しできました。さらに、ゼロだった女性管理職を3割まで登用しました。
羽後町の持続的発展と活性化に意を用いたつもりです。
31歳で羽後町議に当選してから、町議4期15年、秋田県議4期15年、羽後町長3期12年と42年間にわたって地方自治の現場に立ち続ける事ができ達成感でいっぱいです。
人生、引き際が肝心と考え今回の決断に至りました。
11回も選挙を戦い、1度も落選する事なく続けてこられたのは、家族や後援会を始め多くの皆様の支えがあったればこそです。心から感謝申し上げます。
インターネットを通じて知り合った多くの皆様にも感謝いたします。
今後は4月16日の任期満了まで全力で駆け続けます。
どうぞよろしくお願いいたします。
秋田県羽後町長 安藤 豊